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アメリカへ行きたかった。



家へ帰ると、鞄から手紙を取り出した。



ミルク色の封筒の裏には、理系男子よろしく達筆ではないものの、一字一字丁寧に書かれた文字で名前と住所も書かれている。



住所を地図アプリに入力してみた。



チャールズ川の見える範囲内に、赤いピンポイントマークの立つその立地は、瑛太の通う大学をすぐイメージできた。



日本で言えば、学園都市だったり、文教地区といったところだろうか。治安のほうは、治安の良さベスト3には入っていない。



どこの大学かも知らない。何も知りたくなかったのだ、あの時は。



大学へ通ってるのか、卒業したのか、退学したのか、瑛太の情報は何も知らない。



ただ、会いたかった。



瑛太に会いたかった。



あの日、裏切られた気持ちもした。関係を切られた気持ちもした。



瑛太を忘れたと思い込んで、付き合った人もいる。



でも、瑛太を忘れることは、本当は出来ないでいた。



胸の痛みから、瞼に熱いものを感じた。



有架里はアプリを閉じた。



……このまま、飛行機のチケットなんて来なくても、瑛太に会いに行こう……。



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