アニキの暖房
「ううっ、寒くなって来たゼ……」
角刈りマッチョ、サブ。いつもの海パン一丁姿では、ちょっと辛いみたいですね?
「上着だけでも着るか? でも、筋肉を隠すなんて恥ずかしいぜ」
普通は逆ですよ?
でもサブ、ムキムキに仕上がった筋肉を隠すのに抵抗を抱くのには、もっと大事な理由が有って。
「それに、この筋肉が無かったらオレ……アニキに見てもらえねえ」
もう、サブのオトメン!! オトマッチョメン!!
もじもじする姿が可憐筋肉です!
「HAHAHA、まだ11月だぜサブ! 今から寒がってるたぁ、鍛え方が足りねえゼ?」
「あ、アニキィーッ!」
Oh、セクシー!
365日いかなる時も海パン一丁、鍛え抜かれた肉体美で風邪なんて寄せ付けない、私達のアニキです!
「いいかサブ! 上着なんて軟弱なモノに頼るな! 漢なら、肉体ひとつで何とかしてみせろ!」
「ううっ、でもアニキ? 寒いのは、自然現象はどうしようもないですゼ」
もう、サブの弱気筋肉!
もちろんアニキなら、寒さになんて負けません!
仕上がったマッスルは、いつでも漢の熱を発散、ぽっかぽか♪
「仕方ねえなぁ! ほれ、俺様が抱き締めてやるゼ!」
きゃー♪ アニキ、サブを熱烈抱擁です!! ゼロ距離密着接近、擦れあう男と男のカ・ラ・ダ♪
「どうだサブ! もっと、もっとお前のカラダを暑くしてやるゼェェッ!?」
「ああっ、暑い! 暑苦しすぎるゼ、アニキィ! アニキィィィィィィィッ!!」
ふふ、サブの幸せ者め。これで今年の冬も、暖房は要りませんね♪