アニキと女子力
女子達の領域、甘いスイーツが人気のお洒落なカフェ。
電柱の影から、華やかな店内を羨ましそうに眺めるのは……サブ?
「ああ、ぬいぐるみいっぱいで可愛いお店! あんな所でパフェとかパンケーキとか! 俺も食べたいぜ!」
そう、筋骨隆々で角刈りのサブですが、こう見えてオトメン! 甘い物と可愛い物が大好きなんです♪
サブ、カフェに入りたいなら、入ってしまえば?
「で、でも俺、マッチョだし、海パン一丁だしよぉ……。こうなったら、上着を着るしか!?」
だ、だめぇ!?
海パン一丁が、貴方達の存在意義でしょう!?
「HAHAHA、可愛い悩みだなベイビー?」
「あ、アニキィィーッ!!」
ウホッ、今日も良い筋肉!
宇宙皆のアイドル、アニキの登場です!
「サブ、お前の筋肉は十分にプリティーさ! 恥ずかしがることなんて無ぇゼ!」
「けどアニキィ! あの女子空間、俺達とは世界観が違い過ぎるゼ!」
むむ、確かに同じ生き物には見えないかも知れませんが?
「大丈夫だ、信じろ! 美しい筋肉の前では、性別なんて些細なことだゼ!!」
oh、セクシー♪
マッスルポーズで、アニキ堂々と入店!
「きゃーっ、なんて素敵筋肉♪ 白馬の王子様みたい!?」
女の子達の黄色い声!
王子様と筋肉って結び付きませんけど……アニキの肉体美の前には小さなことですね♪
「さすがだぜアニキィィ! カフェ中が虜になってやがる!?」
ふふ、真の肉体美は、男女別無く魅了する! アニキには、また教えて頂きましたね♪
「さぁ、サブ。お前も来いよ! 真夏のスイーツタイムと洒落込もうゼ!!」
「やったゼ、これでアニキと、パフェのあーん♪し合いっこが出来る! 今行きますゼ、アニキ! アニキィィーッ!!」