【プロットタイプ】年の差は話が合わねんだ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
年の差婚、お考えの方。
話し合います?
私、絶対、話が合わないと思ってるんですよ。
というか、私自身、合わないですよ。
○歳年上、年下。よく恋愛観で使用される言葉であるが、その差は少ない方が良い。
『その差は愛で越えられる!!』という人に対しては特段何も言うことはないので、これは完全に個人の意見である。
まぁそうなった切っ掛けでもお話しよう。
私は年齢差のある人々と同じ現場で働いている。年上も年下もごった煮。年の差二十の開き当たり前。其れでも同じ同僚である為、皆それなりに仲が良い。
今日も仕事をしている最中に、隣で花が咲いていた。
「自分のバイブル○○でさ〜」
「え、最終回は? どうなったんですか?」
今、隣で盛り上がっている会話は、私が生まれる前に連載していた漫画だった。幸い、タイトルだけは私も耳にした事があるが、内容はよく知らにない。
其れでも会話に入っていった方が、この方々は喜んで下さるので、何でもない笑顔で話に入る。
「あぁパチンコで有名な!!」
「そうそうそう。千房さん、内容知ってる? 知らないか〜。まだ若いもんねぇ」
勿論、知らない。テレビの特番で偶に流れる主題歌を聞いた事しかない。其れでも食い付いていかないと、私の立場が悪くなる。
だから引き攣った笑いを浮かべながら、肯定する。
「そうなんですよ〜。主題歌、かなり印象的ですよね」
こう言った会話が日常だった。話し合わない。全く合わない。其れはもう、全体の九割近くは。
「瑠衣たぁ〜ん……つかーれた〜」
ひんやりとしたハンドルを握り、扉を開けると同居人が俺に凭れ掛かる様にしがみついて来た。重く伸し掛る柔い重さを感じながら、身動きが取れない今にもどかしさを感じる。
それ故に、此方は冷ややかな声で命令を下す。
「退け。さみぃ」
そう言うとグチグチと今日あった事を報告しながら、のっそりと体を退かした。
鍵を締めながら聞いた話によると、『年の差があり過ぎて、会話に着いていけない』、『頑張ったけれども、結局引き攣った顔しか出来なかった』という事だった。
何時もの演技力はどうしたと聞きたくなるが、会社には会社用の顔があるのだろう。
「私は年の差婚、反対〜。絶対日々の会話にヒィヒィ言うよぉ。年上であれ、年下であれ〜」
「お気持ち表明、どうも有難う」
「瑠衣たァ〜ん。お休み、ヲタ活付き合ってぇ〜。会社の人達知らないのぉ〜。無言で良いからぁ〜。えーん」
「わざとらしくウザ絡みするな」
親切な方からご意見頂いたのをそのまま流用致します。
『四十代ぐらいだと思ってお話してます』
大いに結構!! 是非そのままの読者様でいて下さい。
まぁこうして様々な話を延々と書いているのですが、私の話って誰に刺さっているのかなとは常に疑問に思ってます。
高校生には早いかな。
生々しい話や社会人の話がオンパで飛び交うので。
でも大学生から五十代ぐらいの人に刺さって『あ〜!!』なんて共感が得られればとても嬉しいです。
世代が同じだと、話も盛り上がりますしね。
まぁ前置きとしてはそれぐらいにして。
年の差婚なさってる方、全員にお聞きしたいのですが、話って合います?
私は実体験から全く合わないと思ってるんです。
『この方々に私の趣味、話してもなぁ。あ、アニメなら最近は沢山の人見てるし、ワンチャン……』
ぐらいです。
ですので私の口癖は『なんです? それ』です。
返し文句は『秋暁さん、世代じゃないですって〜』です。
どんな相手でも、愛想は売っといた方が良い。
同じ職場で顔を合わせるならば、いざという時助けて貰う為にも。
皆、きっとそうしてます。口に出さないだけ。
こんな差があっても話が合うから結婚出来るのか。
とは何時も疑問に思ってます。