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爆縮と体温の機知(11)

ネガティヴ思考

死に際を産み落として

新しい生き物にしていく

二等辺三角形から正三角形へ

頂点は何処ですか

定義すれば出来ますか

最初の質問は徐々に消えて

人柄を着せてくる

自分自身を着せてくる


星の落とした光涙こうるの点

時間軸を外せば

常に新しいものになる

土台の無い新しさだ

空中に浮かぶから

クラウドの中に収納される

あれを収納と呼ぶかは分からない

昔のことだから


ぽっかり空いた穴だろうと分かる

でも、それは

性質が分かっているだけで

名称は無い

あれに名前が付いてしまうと

みんなが認識してしまう

そして

枠が決まってしまう

固定化させたくないものなのだ

だから、個々人で通称名を付ける

それはオリジナルでありながら

普遍的である


アレだけの生き物が居る

写真のネガのような色合いで

反転したような印象で

綺麗なものを吸い込み

何処かから汚しながら吐き出して

小さくなりながら

たまに膨れ上がり

道を塞ぎながら

時間を浪費させてくる

バランスが崩れることで

バランスを取っている生き物だ


死に際を産み落として

それが歩き出している

手当たり次第に周りを餌としながら

動き揺らめいて

夜と朝を食べて行く

影を食べれば消えれるか

意味の分からないことを呟き

欲しい顔のお面を作っている







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