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⑻『イズムについての、一考察』

⑻『イズムについての、一考察』



内奥の心中で萌芽する観念的定位は、所謂イズムなどではなく、寧ろ、小説などにでもする様な、雑多な観念のことだろう。それは、現実的なものではないし、強いて言うなら、架空の文章になるだけの、衝動現象であろうと思う。精緻を極めたものしか、イズムは宿らない。



日常に即した、破滅的利己衝動は、捨て去るべきだろうと思う。と言うのも、それは飽くまで、現実的には役立たないものであるからだ。死へと一直線に進む、この破壊的利己衝動は、崇高なイズムをも巻き込んで、非現実へと急いでしまう。



健全なるイズムこそが、物事を上質な場所へと運ぶのであって、それは、何ら難しいことではない。単に、萌芽したイズムに則って、強烈なる概念を引き連れてさえいれば、イズムは定着し、拡散するのだ。難しいと思っている内は、現実的にイズムは躍動しない訳である。

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