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⒆『イズムについての、一考察』

⒆『イズムについての、一考察』



あり得ない数のイズムが、地上を支配している様だが、一個人のイズムは、日常生活に根差した、一イズムに他ならない。それはまた、その人にとって、崇高なものであるし、誰にも真似できない代物だろうとは思うが、やはり生きた形跡として、それを何かに残したい様に、人は思う様でもある。



難しいことに、この、誰にも真似出来ないイズムというものが、その個人にとっては、天才の位置を占めるイズムらしい。現に、そのイズムは、一個人の中で躍動し、沈積し、漂う様である。誰が何を言おうと、それが絶対的であることは、その個人しか、知らない事実である。



イズムを、捨て去ることは、その人が人生を終える時に始まる。人間は死後、どこかへ行くか、輪廻転生するか、他にも様々だろうが、新しい場所でも、前世のイズムは役に立つかもしれない。それは、その人自身だからである。この、絶対的イズムは、個人の中で最強であり、また妙なことに、その個人から外へ拡散されることもないのだろう。

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