表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/20

⑽『イズムについての、一考察』

⑽『イズムについての、一考察』



感覚的感性に物を云わせて、所謂不確かな概念に遡及する時、イズムは後方からやってきて、物事は簡単に収斂される。光の点滅や、闇の中の光の様に、そう言った、不可視かな概念の観念性は、イズムを超越するのである。顧みることすら不可能な、不時着を決定させる。



例えば雷雨の日に、何故か確信を得たいとする、無意味な願望が表出することがあるが、これは、天候に置いて、雷雨が珍しく、晴れの日が多々あることから、逆矛盾して発生する、イズムの願望に酷似している。人間は無いものを望むが、臨んだものは、有る物であることが多層的である。



完璧なイズムが存在し得ない様に、跡形もないイズムも存在し得ない。残存した、形すら彩られない様なイズムにも、その人が生きた証というものが垣間見えるものだ。イズムは一つの人生そのものだと、断言することも可能だろう。イズムは、そうして、全てが、埋葬されるのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ