ぬいぐるみが現る
「どうだ! これが私のペット! 悪夢のナイトメアだ!」
クロムは自分のペットを紹介する。元々、悪夢のナイトメアは悪い夢に現れる馬であるが、悪夢魔法でクロムがナイトメアのスマホを実態化させたカワイイ3Dなナイトメアである。
「どうも、いつもご主人がお世話になっております。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
意外にナイトメアは気配りのできる腰の低い馬だった。
「これはどうも。ご丁寧に。」
頭を下げあう望とナイトメア。
「はあ!? 馬が喋ったー!?」
望は相手のペースから解放されて、事の重大さに気がついた。
「どうだ? 私が巻頭を飾るぐらいの素晴らしい展開だろう。ワッハッハー!」
クロムは、一番最初に登場できたのがよっぽど嬉しい。
「なにがペットのナイトメアだ!? 俺だって!? はあ!? カードゲーは簡単に作れるが、俺の夢にぬいぐるみ要因がいない!?」
望は気がついた。
「検索開始! ポチッとな。」
そして直ぐにネットとを検索する。夢と神、天使、悪魔などを調べる。
「モルペウス? オネイロス? マイナーだな。ヒュプノスがいいけど、カテゴリーは「眠り」だろうし。俺、これでも主人公だけど、こいつらでいいのかな? サキュバス、インキュバス。」
こいつらは夢のエロい悪魔である。
「残念だな、望。サキュバスもインキュバスも支配下選手登録は、悪夢だ!」
「なんだと!? どこの選手だよ!?」
「そっちか!?」
悪夢を司るクロムは、夢魔も司る。
「なら、リリス!」
「夢魔だ。しかもサタンの嫁、サマエルの嫁、アダムの嫁だ。やめとけ。」
「そうだ! 猫又にしよう! こいつも夢検索ででてきた!」
「おまえ主人公のくせに股が好きだな。」
「悪夢を食べる獏はどうだ!? これなら悪夢を食べつくして無くすことができる!?」
「別にいいけど地味じゃない?」
「ダメだ!? まともな夢のぬいぐるみ候補がいない!?」
望は、基本の思考回路を諦めた。
「どうする!? オリジナルで作るか? 夢はドリームだから、ドリム? それとも、そのままで、ドリーム?」
「私を例に考えてみろ。悪夢ナイトメアの魔法使いクロムだ。おまえは夢獏の魔法使い望になる。どうだ?」
「無理!? 無理無理無理!? 夢ドリームの魔法使い望の方がいい!」
「そうだろう! 私も変なおまえを倒しても仕方がないからな。」
「クロム! お互いに切磋琢磨してがんばろう!」
「おお!」
日々の戦いで望とクロムはお互いのことを良く知っているので友情の様な目に見えないものが芽生えていた。
つづく。




