表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦力より戦略。  作者: ハルヒ8128
国家戦争
59/557

迷案って成功すること多いよね

「報告します!」


今度はなに!?


「敵方陣営は突如出現した霧を警戒し、立ち止まっているとのことです! しかし、我々にもあれが何なのかわからないため、どう対処していいのかわかりません! どうか、ご指示を!」


そっか。

事情を知らなかったらこっちから見ても奇妙な現象としてしか映らないのか。

そりゃ不安にもなるわ。



王様とお后様に目で合図を送り、適当に誤魔化して説明してもらう。

よく考えたらレインにMP分けたはずのマレイユさんぴんぴんしてるな。

使用したレインはあんなに消耗してたのに。

いったいどれだけのMPを持ってるんだか。

恐ろしい……。



でも、そうか……。

霧か……。


「おい、王様」

「わしに対してそれはさすがに失礼がすぎんか!?」


もういいだろ。

レイン(ツッコミ)もいないし、俺が遠慮する必要性が感じられなくなったのである。

まぁ、王様に対してだけだが。


「1個思いついたんだけど、どうなるかわかんないんだ。現象だけはわかるけど、規模がな。だから、国におふれを出して、心配しないように伝えてくれるか」

「規模がわからんとはどういう意味じゃ……。しかし、わかった。わしが責任もって伝えよう」


伝令の人を下がらせると、王様はバルコニーの窓っていうか扉っていうかを開け、出ていく。

そんな場所あったのね。


「国民たちよ! 聞いてくれ。今この国は隣国であるドルガバと戦争状態にある。しかし、我々は戦乱を望まぬ! よって今から大規模な魔法により、こちらの戦力(ちから)を見せつけ、和平交渉へもっていきたい。よってその魔法の余波がこちらにくるかもしれんが安心しろ!」


その言葉に呼応して、城壁の北側から西側にかけて水の壁が立ち上る。


「わしが守ってやる!」


オオオォォォォ!!!!!

民衆の歓声がこちらにも聞こえてくる。

こりゃかっけぇわ。



でも、この声が響くやつってどういう原理なんだ?


「おい、王様。今のどうやったんだ?」

「はぁ、もうよいか……」


俺の呼びかけ方については諦めたらしい。


「あれは水魔法のヴォイス・プロパグじゃ。なぜ水魔法なのかはわからんが、まぁ使えるのだからなんの問題もあるまい」


魔法とかの世界で科学が発展しないのはこういうとこがあるからだよな。

できればいいや理論でできないなら運がなかったんだよドンマイって感じ。

もっとどうにかしようとしろよ。

ヴォイス・プロパグがなぜ水魔法なのかは想像がつくな。

たぶん空気中に含まれる水分を震わせて遠くまで届けるみたいな感じだろう。

本来減衰していくのをある程度緩和できる、みたいなのかも。



ま、いいや。


「じゃあ本題だ。ルーリア、お前の力を貸してくれ」


ルーリアの方を向き直りながらお願いする。


「もちろんですわ。わたくしにできることならなんでも致しますわ!」

「よし、やることは1つだ」



数分後、戻ってきたキラでさえも愕然とする事態が起きていた。


「リブレ君、なにしたんだい?」

「説明すると長くもないんだが……」


そう、むしろ短い。

簡潔に言おう。



爆発した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ