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戦力より戦略。  作者: ハルヒ8128
お留守番
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14日目 素質

「ルーリアさん、わざわざありがとうございます」

「いえいえ。こちらとしても、リブレさんも死なせるわけにはいきませんもの。この程度、お安い御用ですわ」


ハンネさんの診察により、そろそろと判断されてルーリアさんがリブレさんにまたMPを分けに来てくれました。

リブレさんが起きるのがいつになるのかわからないので、王族の方を来させるのは悪いと行ったのですが、リブレさんを動かすよりはいいだろうと来れる時は来ると言ってくれました。

本当に、リブレさんは付き合いがある人にはちゃんと理解されています。

私も、それが嬉しいです。


「……こんなところかしら?」

「うーんと、ちょっと多かったかもだねぇ。でも、それでも加減したんだろう?」

「ご、ごめんなさいですわ」


しかし、そこは【暴走姫(バーサク・プリンセス)】。

リブレさんの許容量を超えるMPをあげてしまったようです。


「いやいや、どうせ寝たきりだからそう悪いもんでもないさ。ただ、あまりに過剰だとどんな影響が出るか分かったもんじゃないからね。今くらいならいいけど」

「わかりましたわ」


ハンネさんの言う通り、私が過剰にMPを貰った時は倒れましたが、リブレさんは既に倒れているので問題ないのかもです。

……少し心配ですが。

しかし、これで14日ほどはリブレさんは安泰でしょう。



「で、例の物の調子はどうだい?」

「あ、大丈夫だと思います……」


少し赤くなってしまったのは仕方ないです。

あれとは、その、リブレさんの下の世話になるのですが。

体はハンネさん特製の謎の液体を飲ませて栄養は取っているので少しやせるくらいですが、摂取した分は出さなくてはなりません。

それで、その……。

体の構造が違いますから、どう処理したらいいのかがわからなくて、ハンネさんに相談したところ、受け瓶のようなものを作ってくれました。


結果的に、勝手に見てしまう事にはなりましたが……。

ま、まぁ、体を拭く時とかにも見えちゃうので、不可抗力ですよね!


「レインちゃんってさ、ちょっとエッチな素質あるよね」

「ななななんでですか!?」


し、失礼な!

好きな人の裸を見てちょっとどぎまぎするくらい普通でしょう!

え、普通です、よ、ね?

ここまで読んで頂きありがとうございます!

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