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戦力より戦略。  作者: ハルヒ8128
魔界奔走
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生理現象は恐ろしい

知っての通り、この世界の人たちの肌は褐色だ。

だから肌色の水着を着ててもなんの問題もないだろうと思うかもしれない。

しかし、だ。

褐色とはいえ、黒に近いわけでもなく。

敢えて言えば日焼けした肌のようなものか。


ここまで言えばわかるだろうか。

そう、肌色の水着を身に着けた彼女らは!

あたかも夏の海で日焼けした人のような色合いになっているのだ!

いやー、日焼け痕ってエロいよね。


「ご主人様、お背中をお流しします」

「いや! 俺もう洗ったから!」

「あのような高速洗体では汚れも落ちませんよ?」

「落ちてるって! ……いや、ちょっと待て。その時点から見てたのか?」

「それはもうまじまじと」

「俺の人権はどうなってるんだ!」


3人が順番に話すうちに衝撃の事実が発覚。

俺は何も身に着けていないというのに。

オワタ。


アンが渡してくれたタオルで今更ながらアカン部分だけ隠しながらドゥに引きずられる。


「なんで今日に限ってそんなに実力行使なんだ……!」

「バンフリオン様から許可をいただきましたので」

「お前ら、俺のメイドだろ……!」

「本来、ご主人様のお背中をお流しするのも私たちの仕事ですから。させてくれないご主人様が悪いのです」

「なんだそのめちゃくちゃな理論は……!」


よし、わかった。

いいだろう。

ここまできたら腹を括ろうではないか。

もう座らされたし。

そうと決まれば堪能させていただこう。


「じゃあ、頼むわ」

「「「お任せください!」」」


いや、気合いよ。


3人が、背中、左側、右側に分かれて俺の体を洗う。

1度に3か所が洗われるという感覚は中々新鮮だし、そもそも他の人の手で体を洗われることなどそうはない。

プリンセと入っていた時はプリンセの力加減が上手くいかずに失敗したし、その後は風紀委員長(レイン)に止められていたからな。


だが、この状況になったら聞かねばならん重要事項が1つある。


「……あててるのか?」

「「「もちろんでございます」」」


そう、フニフニしたものの処遇である。

諦めた時点で覚悟はしていた。

しかし、それはいつでも想像を上回るものである。

水着越しとはいえ、その柔らかさは如実に実感でき、ヤバい。


だが、ここで俺は初めて明言しておこう。

俺は、()()()()

引きこもりからスタートし、やっとできた彼女は12歳かそこら。

()()()()()()()()()()()()()()


卒業していたならば、この誘惑に負けて野獣になっている可能性もあっただろう。

卒業してないからわからんがな!

しかし、童貞(おれ)にそんな度胸も気概もない!

うん、なにを胸張って言ってるんだ俺は。


「ご主人様、ご立派です……!」


独りごちでいた俺にアンから声がかかり、3人の視線を追うと、俺の下腹部へと向かっている。

そこにはタオルで隠しているものの、立派なテントが立っていた。


……仕方ないだろ!

生理現象なんだよ!

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