男坂編
遂に、三十年の時を経て、「男坂」が復活したな。
蜥蜴「つまり、ワガハイらも三十年くらいエタっても構わないと言う事だな」
それはない。
蜥蜴「しかし、復活するなどと思ってもいなかったからな」
復活は素直に嬉しいぜ。一時期車田漫画はほぼコンプリートしていたからな。
皆さんは、車田正美氏の名作漫画「男坂」をご存じだろうか?
蜥蜴「なろう民なら知っていて当然だろうよ」
そうか?
蜥蜴「あのラストシーンをパロった作品の何と多い事か」
そんなにないと思うぞ。
蜥蜴「ワガハイらもパロったではないか」
そう言えばそうだったな。
蜥蜴「あのラストシーンを知っているモノが見れば、あのシーンは『ああ、あの伝説のラストシーンをパロったんだな』と一目瞭然だからな」
火を見るよりも明らかってやつだな。
蜥蜴「そこで無意味にかぶせてどうするのだね?」
…………さあ?
しかし、俺たちも負けていられないな。
蜥蜴「そうかね?」
このまま作品を一つも書かないままだと、忘れ去られかねない。
蜥蜴「気にするなよ、底辺作家の癖に」
底辺だからこそ、だ……!!
ただね、書こうという意欲がなかなかわかないのだよ。
蜥蜴「ネタはどうかね?」
完全新作のネタだけはわいてくる。ただし、序盤のみ。
蜥蜴「ワガハイの出番は?」
今のところ、ない。
そろそろ、なろう作家として復活したい。
蜥蜴「誰も期待などしていない。気負わずに作品を書きたまえ」
ああ、自然体で行くさ。俺はまだのぼりはじめたばかりだからな……。
蜥蜴「このはてしなく遠いエタリ坂をよ……!!」
…………!?
ご愛読ありがとうございました。
蜥蜴丸大先生の次回作にご期待ください。