15頁 優しい世界に住む鬼
『知らない所の数字』
知らない所の数字が9から10に変わった時、僕の人生が好転した事を知る人は、きっと誰もいないし、僕も知らない。
『妬ましく、羨ましい』
あれ?
もしかして呪縛が解けた?
気持ちも身体も軽いんだけど。
離れた呪縛は目が合うと
「お前が特に!妬ましかった」
僕が呪縛を睨み付けると、呪縛は、
「そして羨ましかった」
と告げ、消滅した。
『優しい世界に住む鬼』
優しい世界に住む鬼は、優しくない人がいると、斬っちゃうんです。だから、優しい人に、嫌われているのです。無念。
『ジェットコースターモード』
ジェットコースターは、安全が確認されたスリル。
僕はそんな人生ジェットコースターモードを選んだけど、生きた心地はしなかったね。
『大雪の日に』
大雪の日に、大好きなゆきちゃんが降ってきた。
「なんで?」
「大雪だからだよ」
「しあわせ♪」
・・・・
「まだ息がある!起きて!」
『きらきら輝いている 上』
「この世界は誰かが夢見た世界だからきらきら輝いているの」
と言う幼馴染に僕は、「夢なんて何れ覚める」なんて言えない。
『きらきら輝いている 下』
「ここは誰かが夢見た世界だからきらきら輝いているの」
と幼馴染は言ったが、僕には幼馴染の目の輝きしか見えない。
『失望した事実』
失望した事実を消してみた。
望が零に成った状態。
零に帰しただけだから楽なもんさ。
現実は何も変わらないけど(泣)
『なんやかんやで愛しているのは』
「私なんですよ。貴方がなんやかんやで愛しているのは」
と初見の人に言われたけど、一見して、その通りだと思った!
『普通の恋人に成る日は遠い』
恋愛映画ごっこで
「大好き!」
と彼女が叫んだけど、
人が来たので僕が無視したら、
彼女は本来の姿の殺人鬼と化してしまった。
「ほら、殺人鬼になってるし」
「あっ!ごめんごめん」
普通の恋人に成る日は遠い。




