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影を纏う転生者 〜平凡な高校生の異世界人生録〜  作者: 仮想猫
影纏の術師編 〜ファジサイト〜
24/50

間話 レオリオスの報告

ーバオス・パルト視点ー

カーラが帰ってきてしばらくたった。

彼女は「しばらく休みます」といって、部屋にこもった。

気に障ることをしたかと心配していたが、そうではなかった。

カーラは埃まみれになった自分の部屋を掃除していた。

すまん。

なんせ、俺は片腕で、レオもドーラさんも修行をしていたもんだから、できなかった。

掃除が終わった後のカーラは元気そうだった。

母、カレラのことは事前に本人から伝えられていたため、帰ってきたあとは、悲しむこともなく、当然のように墓参りに行っていた。

カーラは、昔と変わっていないようだ。






そんなある日、手紙が届いた。

差出人は…レオのようだ。

俺はドーラさんとカーラと手紙を読んだ。


〜ドーラ殿、バオス殿、カーラ殿へ〜

お元気ですか?

まず、カーラ姉さんの帰還を心より嬉しく思います。

無事でよかったです。

父さんも、片腕の無い生活には慣れたでしょうか?

家事なんかはだいたい俺がやっていたので、少し心配です。

何かあれば、いつでも連絡してください。

すぐではありませんが、駆けつけます。

そして、ドーラ師匠。

父さんの事を手伝っていただきありがとうございます。

まだまだご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。


さて、俺からも報告があります。

ファジサイトにて、ナナ師匠とカオルと再会しました。

2人とも無事です。

春になれば、一緒に旅を再開しようと思っています。


そしてもう1つ。

旅の最中、「私は君の仇だ」と名乗る者と遭遇しました。

全身を灰色のローブで覆った女でした。

その者が本当に仇なのか、真意は何なのかはまだ分かりません。

ですが、何かを知っていることは確信しています。

俺は残りのニナを探すのと、その女を探すのを目標に旅を続けます。

みんなも、何か情報を得ましたら、報告お願いします。

これからも、お体に気をつけてお過ごしください。

レオリオス・パルト



なるほど。

2人は見つかったのか。

よかった。

あとはニナか…

すまん、任せた。

そして「仇の女」か……

情報を探ってみるとしよう。

「俺達も、何かしないとですね」

「うむ。では、修行をするとするか」

そして俺は、いつものように木刀を振るのであった。

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