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高校生達の辛い思い出

日常短編集を作りました。まずはじめは辛い思い出です。

ある夏の日、ある高校の教室で4人の男子が駄弁っていた。

ヤマト「やベーなこのピッチャー。150km/hとか速すぎだろ。」

ツカサ「セイゴ、お前打てる?」

セイゴ「無理に決まってんだろ!こちとら万年1回戦敗けの弱小野球部だぞ!…ルイス、お前だったらいけるだろ。」

ルイス?「ワタシニマカセナサーイ!…って誰が助っ人外国人だよ!日本生まれ日本育ちだわ!」

ソウジ(ルイス)「て言うか俺はバレー部だし!野球やったことねーわ!」

4人は夏期補習…だったのだが、担当の教師が急用で不在になったため延期となってしまった。とはいえ、せっかく集まったので「野球見ようぜ!」とヤマトが言い、現在に至る。

ツカサ「あー…終わった。」

ヤマト「なかなか面白かったな。…んで、昼飯どうする?」

ソウジ「せっかくだから近くのコンビニで買おうや。」

ソウジの一言に3人は賛同した。

じゃあ行こうかと腰を上げたとき、1人の教師が教室に入ってきた。

博元「おーい、お前ら、差し入れだぞ!ざるそばと飲み物、買ってきたぞー!時任先生のお詫びの品だ!」

セイゴ「ひろもっちゃん!マジ!神過ぎんだろ!」

ツカサ「最高!俺来年ちゃんと宿題するよ!」

博元「いや今年やれよ。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ヤマト「うめーっ!人の金で食うめしはうめえ!」

ソウジ「トッキー先生明日も休みで良いだろ!」

博元「良くねーよ。ちゃんと補習受けろ。…ん?なんだツカサ?」

ツカサ「ひろもっちゃん…何それ?」

博元「げっ」

セイゴ「えっ!何々?旨いもん?」

博元「これはダメだ!時任先生と2人で食べるやつだ!」

セイゴ「グミじゃん!良いなー俺も食いたい!」

博元「だ、ダメダメ!これは本当にヤバイやつ!」

ヤマト「それって熊のグミだよな…あの有名な。」

ツカサ「ひろもっちゃん!お願い!先っぽだけだから!」

博元「それは全部食うやつの台詞なんだよ。…分かった。少し待ってろ。」

そう言うと、博元は教室を出た。

しばらくすると、大量の荷物を持った博元が教室に入ってきた。

博元「先に言っとくぞ、お前ら。覚悟して食えよ。」

ヤマト「覚悟って何の?」

ソウジ「実はすっげー不味いとかかな?そんなお菓子あっただろ?」

ツカサ「ああ、あったね。もしかしたらその類いかもしれないね。」

セイゴ「まあ良いだろ。じゃあひろもっちゃん!いただきまーす!」

セイゴがグミを口に放り投げた。3人もそれに続く。

そして、博元も覚悟を決めたような顔でグミを食べた。


セイゴ「うん!甘いな、うめえじゃん!…!お"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!」

ヤマト「かっっっっら!!!辛い!うおおおおお!!!」

ソウジ「やっっっっべwww!かっれぇwww !すっげwww !ワハハハハハwww !」

セイゴ「飲みもん!飲みもん!牛乳!ある!ひろもっちゃん愛してる!!!」

ヤマト「俺も俺も!ヤバイこれヤバイヤバイ!!!あああああ!」

ソウジ「ヤバすぎだろwww 舌いてえwww 」

ツカサ「うわー…これは辛いね。何が入っているんだろ?」

博元「ツカサ…お前すげえな…」

ツカサ「ひろもっちゃんも大丈夫そうじゃん。」

博元「俺は慣れた。時任先生と良くやるんだよ。辛いもの食べるの。…いやでもこれめっちゃ辛ぇ。俺も牛乳飲むわ。」

ツカサ「俺は飲み物無しでもいけるな。…うん、辛いけど甘味があって結構いけるね!」

セイゴ「意"味"わ"がん"ネ"ー"ヨ"お"前"!何"で平"気"な"ん"だよ"お"お"お"お"お"!!!」

ヤマト「うおおおお…!牛乳飲んでも辛さが収まらねえ…ぐおおおおお…」

ソウジ「…フー…!いやーめっちゃ辛かった!大分収まったわ…」

「ちょっと!何事ですか!」

5人(主に3人)が苦しむ声を聞いてか、別の教師が教室に入ってきた。


その後、彼らが説教をされたのは言うまでもない。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ソウジ「いやー辛かったな!あんなグミ初めてだぜ!」

セイゴ「…もー食いたくねえ…」

ヤマト「同感だよ…」

ツカサ「俺は辛いもの好きだからちょうど良かったな。ひろもっちゃんからいっぱいもらったしラッキー♪」

ヤマト「俺はお前がわかんねえ。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ヤマト「ちなみにトッキー先生は何で居なかったんだ?」

ツカサ「辛いもの食べ過ぎでお腹壊したって。」

ヤマト「いやバカだろ。」

ツカサ「ちなみに今日も辛いもの食べるみたいだよ。あのグミはお口直しだって。」

ソウジ「…意味わかんねえ。」

セイゴ「なんか異世界の話聞いてる気分だわ…」

ヤマト「俺らは俺らの口直しすんぞ。コンビニでアイス買おうぜ。」

「「「さんせーい!」」」


こうして彼らの辛い1日は終わるのであった…

気軽に作りました。今後もこの短編集はゆるゆる更新していきます!


裏設定

ヤマト

サッカー部、赤点常連、4人で遊ぶときは大体主導する


ツカサ

サッカー部、たまに赤点する、ヤマトとは幼馴染み


セイゴ

野球部、赤点しか無いんじゃないかレベルの学力、顔は良い


ソウジ

バレー部、たまに赤点する、父はアメリカ人だが、日本語しか喋らないので英語はそこまで得意ではない


耐性

ツカサ>>>博元>>>>時任>>>>ソウジ>>>>>>>>>>>>>>>ヤマト>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>セイゴ

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