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お嬢様 過去に戻る

「⁉︎…私…たしか…さっきまで馬車に揺られていたはず……この体…多分8歳くらいの頃?

まさか私……過去に戻った⁉︎」


「やったわ!この頃なら婚約もまだだし

お父様たちも私にメロメロなはず

あのクソ執事もまだいない!ここから人生をやり直すのよ!!」


「呼びました?お嬢?」


「なんでいるのよあなた。」


「いやぁなんかお嬢に呼ばれた気がして」


「あなたを雇ったの私が15歳の頃でしょ

なんでもういるのよ」


「そうそうあの頃は使用人がコロコロ変わって大変でした

当時はイライラしたお嬢の紅茶や料理に鼻くそ入れるのがブームでしたね」


「だからなんであな…ちょっと待って?嘘よね?そんなことしてないわよね?」


「そんなことやるわけないじゃないですかぁ」


「あぁ……よかったぁ……」


「やってたのは料理長っす」


「おい」


「あとメイドたちとメイド長と護衛騎士と庭師と家庭教師と…」


「屋敷の人間ほぼ全員⁉︎」


「あっ、旦那様も途中から参加してました!」


「お父様 実の娘に何やってんのよ」


「あの時お嬢『あら?茶葉を変えたのかしら?』とか言ってて使用人全員で裏で笑ってました。」


「人のこと言えた義理じゃないけどクズしかいないわねこの屋敷」


「ペットは飼い主に似るって言いますから」


「あんたたち扱いペットでいいの?

……それより嫌なことに気づいたわ」


「ほぅ一体?」


「急に子供の頃に戻ったり

あなたが何もないところから出てきたり……

これ……夢ね」

   

「さすがお嬢。理解が早い」


「そうとわかれば夢の中でしかやれないようなことを目覚める前にやるわよ!」


「なにを?」


「お茶に鼻くそ入れた奴ら全員をぶん殴りによ」


「お供します。」


「あなたも同罪よおバカ」

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