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メカ妻、ハーレム計画を立案する。2

 既にやる気満々で服を脱ぎ散らかしてるべりぃさと一緒に、寝室に浩介さんを閉じ込めてきました。SEXしないと出られない部屋というのがあるらしいので、今ここに再現してみました!!


                    ・・・・・・・・


 ・・・結構かかりましたが、片が付いたようですね。あれだけ騒がしかったのに、急に静かになりましたし。では!!

 私は寝室の扉をスパーンと開けて、


「さすが浩介さん!!八人の男が敵わなかったべりぃさを、ここまで完膚なきまでに叩きのめしてしまうとは!!これで伝説のハーレム王としての階段をまた一つ駆け上りましたね!!私も妻として鼻が高いです!!では、次は私の相手をお願いします!!ね♡だ・ん・な・さ・ま♡♡はあ!!!」


服をその場に置き去りにしたまま、すっぽんぽんになって、美しい飛込フォームでベッドに飛び込みました。

 前回、浩介さんが妙にげんなりした顔をしていたので、不安になって調べなおしてみたのですが、多くの資料でこのようにしているので、やはりこれが正式なしきたりのようです。


「こーーーーーうすけさーーーーーん♡♡♡」


・・・浩介さんが、何かを達観した悲しげな笑みを浮かべでおいでですね?


                   ・・・・・・・・


 次の日、朝食を食べていると、昨日結局目覚めなかったので自室のベッドに放り込んでおいたべりぃさが、降りてきました。

 浩介さんが声を掛けました。


「おはよう、夜空さん。身体におかしいところとか無いかい?」

「う・・・」

「う?」

「うにゃあああああぁぁぁぁぁ!!」


真っ赤になって両手で顔を覆いしゃがみ込むべりぃさ。あの娘、こんな反応するんですね?


「もう、浩介さんはデリカシーがないですねぇ。快楽での暴力でハーレムに入るしかなくなった、べりぃさの事も考えてあげましょうよぉ。」

「・・・いや、身体に問題ないって判ったんだから、次の相手を探せばいいじゃないか。」

「これだから自分の才能を過小評価してる人は・・・あなたに抱かれて虜にならない女なんていないって本当に分かってないんですか?」

「ああ♡旦那さんの視線が、私の身体の敏感なところをまさぐって、もう声が我慢できない♡♡」

「ほら、べりぃさが脳までやられているじゃないですか!」

「旦那さん、私はあなたの性奴隷だ・・・です、好きな時に好きなように扱っても構わないぞ・・・です。」

「口調とか無理に変えようとしなくていいから!あと、内容がひどい!!」

「え?ひどい?私の身体を虜にしておいて、ハーレムに入れてくれない旦那さんはひどくないの?」

「そうですよ浩介さん。ここは男らしくスパッとハーレムに入れる決断を。」


もう、浩介さんときたら・・・ここまでくると少し考えものですね。私だけでなく、べりぃさもこうなっているんですから、少しは自覚していただかないと。


「・・・ここで君たちに悲しいお知らせを。」

「何ですか、急に。」

「日本でハーレムは民法第七百三十二条の違反で、重婚罪っていう法律違反です。」

「な、なんだってぇ!!!」

「な、なんだってぇ!!!」


                  ・・・・・・・・・・・


「・・・私たちが参考にした一次資料において、普通にハーレム展開があったから、当たり前の事かなと思い込んでいました・・・」


 うーん、風俗を理解すべく、色々と見聞きしてきましたが、まさか違法だったとは。はっ!!もしかすると、素っ裸でベッドに飛び込むのも良くなかったのでは?・・・どうしましょう、スーア人の相当数が間違った情報で脳を焼かれて、ポンコツになってしまっているかもしれません・・・


 うむ、私が今悩んでも仕方ないですね!!


「まあ、法律なら仕方ないですね。対策は後で考えるとして、仕事に行きますよ。べりぃさ。」

「社長。旦那さんの溢れ出る性の欲望が、私の身体の感度を1000倍に改造して・・・♡とても仕事のできる状態では」

「あなた、もう有休ないでしょ?休んだら、欠勤ね。」

「・・・・・・・・」


とりあえず、仕事に行きましょう、仕事に。あ、でも、法律関係なら、ちょっと話を聞いてくれそうな人がいるわね・・・


               ・・・・・・・・・・・・・・


「・・・この書類、なんて書いてあるの?」

「アラビア語ですね。読むつもりでじっと見れは、翻訳機能がONになるかと。」

「それはできてるけど、なんでアラブ首長国連邦に国籍を取ろうとしているんだ?」

「むふー。浩介さん、ここでは四人まで重婚OKなんですよ?」

「・・・お前すごいな・・・」

「ああ、なんか言われたとき用に、ドバイで土地付きの家も押さえておきましたよ?あ、お礼は身体で返していだだければいいので♡きゃっ♡♡」


 やはり、こういうことは政府とかで仕事してる人に聞くのが一番ね。ドン引きしてましたけど。


「この第一夫人は25歳以下ってのは、どうクリアするんだ?」

「私、この体になって五年くらいしか経ってませんよ?」

「俺、五歳児と結婚したことになるんだけど?」

「旦那さん、ロリコン?(笑)」

「おまえ、その理屈で行くと下手すりゃ三歳児だろ。」

「上手くゴネることもできそうですけど、日本で28歳で登録されてますし、べりぃさも26歳登録ですし、何か対策しておいたほうがいいですね。」

「ここまで来て、ハーレムを諦める発想はないのか・・・」

「旦那さん、私は愛人でいいと?」

「いやだから他の男を探せと」

「やーーーーだぁーーーー旦那さんの奥さんがいい!!」


 私も違法行為を嫌悪するのは理解できます。でも普通、ハーレムが合法となったら、男性は喜びそうなものなのに、浩介さんはそうではなさそうです。


 ふふふ、浩介さん、逃がしませんよ♡♡♡あなたにはハーレム王となって、私たちの脳を焼き融かした責任を取っていただかないと♡♡♡



           




 





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