表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/38

メカ妻、ハーレム計画を立案する。1

 一夜明け、私たちは朝食を摂っていた。


 すると、べりぃさが二階の自室から降りてきて、とても気まずそうに挨拶してきた。


「・・・おはようございます。社長、旦那さん。」

「ああ、おはよう夜空さん。・・・昨日のことは鍵をかけてなかった俺たちも悪いから、あんまり気にしないで?」

「そうよ、べりぃさ。うちの旦那様はあんなもんじゃないわ。もっと物凄い快楽攻めを絶え間なく繰り出して、相手の身も心も簡単に虜にしてしまう素敵な人なのよ?」


 浩介さんが何か困った顔をしていた。私の旦那様は、褒められることに慣れていないようです。こんなに私が絶賛しているのですから、もっと喜んで欲しいですね。


「もしや旦那さんは、一目で相手を魅了して、少し触れるだけで快楽で相手を支配できる異能を持ち合わせているのか?」

「・・・前からかぺらにも聴こうと思ってたけど、それ、なんてエロゲー?」


私の旦那様は、何を言ってるのでしょう?


               ・・・・・・・・・・・・・


「でも、社長は羨ましい。自分たちに理解があって愛してくれる人を見つけて・・・旦那さんみたいな人は何人もいないだろうし、私はそんな人見つけられないだろうな。」

「いや、日本には結構いるぞ?」

「浩介さん、前も言ってましたけど、本当ですか?」


てっきりあれはリップサービスの類かと・・・色々資料を使って説明してくれる浩介さん。・・・え?本当の本当に?私に好意的に接してくれる人が多かったのは、同情心がメインかと思っていましたが・・・まあ、今はもう、浩介さんが居るから、どうでもいいことですけど。


「・・・これ、もしや私もワンチャンあるのでは?」

「どこかで武装展開して活躍する姿と、彼氏募集中だという事を広めることが出来れば、大丈夫だと思うけどなぁ。」

「それなら、TVの取材依頼があるから、受けてみる?仕事の密着取材だっていうから、結構アピールできていいかも?」

「社長、私・・・やってみるよ!!」


               ・・・・・・・・・・・


「社長!旦那さん!私やったよ!!こんな人にデートに誘われたんだ!一発決めてくる!!」


 画像とか見ましたが、一般的に高スペックなイケメンといっていい人ですね。まあ、私にとっては、浩介さんがオンリーワンなので、あれですけど。いい相手を見つけたんじゃないでしょうか?


「よし!べりぃさ、行ってらっしゃい!!」


グッと親指を立てて突き出してべりぃさを送り出しました。頑張って、一発と言わず何発か決めてくるのよ!!


               ・・・・・・・・・・・


「うあああああん!!ダメだったぁぁ!!身体の相性がダメだったぁぁ!!」

「まあまあ落ち着いて。他にもお誘いはあったんでしょ?次は大丈夫よ。」

「・・・うん、がんばる・・・」


 ちゃんとそこまでは持ち込めてるのね。まあ、べりぃさは美人だし、浩介さんの言う通り、私たちを魅力的に捉えてる人だろうから、誘われて逃げ出したりなんかはしないか。・・・でも身体の相性かぁ・・・そればっかりは数撃ちゃ当たるとしか言えないわねぇ・・・


               ・・・・・・・・・・・・・


「うわあああああん!!!またダメだったあぁぁぁ!!もう八人目だあぁぁぁ!!!」

「・・・ああ、浩介さんみたいなスパダリを最初に見てしまったから、理想が高くなりすぎて・・・」


 困ったわねぇ、いい加減当たりが来る頃だと思ったのに。浩介さんを見てしまったのが、ここまで悪影響だったとは・・・私の旦那さまって罪な人♡♡♡


「・・・これ、もしかして私の身体のほうに問題があるんじゃ?・・・」

「まさかそんな」


うーん、可能性は非常に低いけれど、ゼロではないですね。・・・ここには浩介さんがいますね。


「浩介さん、べりぃさを抱いてみてくれませんか?浩介さんでダメなら本当に不具合があるのかもしれません。」


「かぺらはそういうの嫌じゃないの?」


あ、そうか。貞操観念ってやつかな。よくわからないけど。


「えっ?どうして?すべての女性を快楽で支配するスパダリのあなたで試すのが一番じゃないですか?」

「旦那さん、私からもお願いします。少なくとも社長をあんなにしている旦那さんに試してもらえるのは参考になると思うんだ。」


・・・あ!そうだ、ハーレムつくろう。

 常々私一人で浩介さんを独占するのは心苦しいなぁと思ってたんだ。浩介さん、何故か地球での評価がそれほど高くなく、本人の自己評価も低いけど、私たちスーア人には刺さりまくる超優良物件なのよね。特に・・・特に夜が♡♡♡

 そうそう、私一人では浩介さんを満足させることができてない気がするのよね。だって私があんなことになっているのに、浩介さんは平然としているし。素敵♡♡♡

 えーと細かいことは・・・まあ、後で考えましょう。


「いやぁ、浩介さんの性欲を私一人で受け止めきれないのではと最近不安に思っていまして・・・これは渡りに船かもとハーレム計画をさっき立案しまして。」

「ああ、社長毎日欠かさずやってるからなぁ。よく持つなあとは思ってたんだけど・・・」


ふふふ、そうでしょうそうでしょう。浩介さん、すごいんですよ♡♡♡


「これで身体の相性が良かったら、べりぃさがハーレム一号ってことで。」

「おお・・・・・」


頑張ってくださいね♡♡♡浩介さん♡♡♡

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ