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ちょっと雑な異世界転生!!!  作者: 料理人リョウ
異世界に来たからにはめちゃくちゃ頑張って生きてやる。
5/35

ご安全に

薬草、魔石

【看破】【鑑定】のおかげでめちゃくちゃ採取した。

(ではそろそろ)

モンスターと対峙するとする。

安全第一

無理にモンスター退治はしない。

祖父にも言われ続けてきたが、新米冒険者の鉄則でもある。

残念ながらチート能力に俺つえーはない。

15歳にして【刀剣5】は達人レベルだが刀はない山刀は短剣に部類されるしまだ武器スキルもない。

まずは初心者向けを念じて【看破】した。

(いた)

上空は届かない。

群れは無し。

はぐれと呼ばれる群れから離れた若い個体、もしくは単独で生息する個体を狙いにする。


駆け足とともに【鑑定】

キラーラビット幼体

パス、ツノ付きのウサギモンスターだろうが、この種類の幼体は討伐報酬がでない、危険度の皆無のモンスター。

可哀想だとかではなく、害虫などを餌にするため狩らないのが決まりとなっている。

【鑑定】

キラーラット

HP30

MP5

歯に毒がある場合もある。

討伐部位歯

歯、爪、毛皮が売れるが肉はあまり美味しくない初心者向けモンスターに狙いを定めた。


『キィキィー』

威嚇するキラーラット

狙いは当分、山刀を勢いよく投げる。

【身体強化】も発動し、勢いよく投げられた山刀が額に食い込んだ。

『ガッゲ』と断末魔をあげキラーラットを仕留める。

『一撃かよ』

と投げ終えた右手の感触を確かめる。 

グーパー、グーパーもする手が【身体強化】のスキルによりしっかりと感覚も強化され力強く感じさせる。

短剣でキラーラットの首元を切る。

身体強化は攻撃力を大幅にアップさせている。

解体はせずアイテムボックスに入れる。

少しだけ自分の力を把握、検証しておくことにした。


木系モンスターは避け、上空のモンスターに警戒しつつ、小さな群れまで対処できるようになった。

『訂正、俺つえーあるわ』

と鼻息混じりに優越感に浸る。

キラーラビット、キラーラット

瞬殺、スキルすぐゲット。

【投剣術1】【投石術1】【気配探知】【隠密】

短剣投げたり、石投げたり、耳をすませて気配を感じたり、身を潜めモンスターをやり過ごしたり、数時間で今までとは比較にならない速度でスキル習得できればそう感じる。

調子のって草原の強モンスター、ビッグボアまで挑戦、山刀で足の腱を断ち切り、少し手こずったものの中堅冒険者が単独、ペアで狩るモンスターも仕留めた。

ビッグボアは魔法を使わない、突進などに気をつけて対処すればなんとかなるモンスターだからっていうのもあるが1メートレ(メートルと同じ)超えの丸々太った猪が横たわっている。

『まじすげーわ』と夢中になっていた俺。

いきなりざわっと寒気がした。反応ので飛び下がった。

上空から突然羽がヤイバのように襲いかかる。

ドス、ドス、ドス

と重い、鈍い音が鳴る。

羽が地面に突き刺さる、魔力がこもった羽だ。

アールの腕ほどの大きさの羽、魔力が切れるとフワッと柔らかくなるものの恐怖心を覚えた。

(逃げないと)

ビッグボアの解体など放り出した。

上空からさらに羽が降りビッグボアの死体に突き刺さる。

逃げながら、巨鳥の姿を確認する。

【鑑定】

怪鳥ガルーダ ネームドモンスター個体

『逃走に専念をおすすめします。』

(はい)

命は大事。肝を冷やした。

本当に安全第一だと心の底から反省したのである。

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