表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/109

44 いつもの場所とたわいない話

 リリリリリリリ、と鳴るベルの合間にリリッサに話しかけられる。

 とても深刻そうだったのでその内容に了承の返事を返し、それぞれわたくしはメメットの元へ、彼女は彼の元へと昼食をとるためにわかれた。


 今日は天気が良かったので、いつもの場所で、メメットとあれこれ話しながら食事をする。


「そういえば、この前ドレスのこと話してたけど、おじさまが用意したの?」


 相変わらず目の前の御飯を美味しそうに食べながら、彼女が尋ねてくる。


「それが、お父様からは『ある意味ではそうとも言える』としか言われなくて、出どころは不明なの」

「ふ〜ん、そっか。……もしもだけど、想い人からだったら、良いね」

「ふふ、期待しすぎるとしょんぼりしてしまうから、なんとなくそう思っておくわ」


 その後も、メメットがマリアの恋の成就で一攫千金を狙っていた話とか――どうにも、賭け事は入学当初から計画していたらしい――たわいなかったり、たまにあったりする話を時間ぎりぎりまで楽しんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ