表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
アスリート氷織鈴華編
87/91

【77話】鈴華の試合 前半戦


 試合が始まって、第二クォーター残りラスト一分。


 スコアは30対41


 スコアは負けているが何とかくらいついてる。

 

 相手の高いレベルの個人技、パスワークを駆使して攻め込む白崎高校。


 もちろん部員全員が全国クラスだが、その中でもエースの葉山が群を抜いている。


 私がマンマークに付き、私が抜かれたら他の四人が抜かれたスペースをゾーンディフェンスで止めることで何とかロースコアで抑えている。


 攻撃では、私を起点にして個人技によるドリブル突破、シュートや私を囮にしたパスワークで得点を重ねた。

 

 私は葉山にマークをつかれているため、思うようにプレーできず、マークを躱すため、速攻のカウンターや味方を壁にしたスクリーンなどを駆使して上手く真正面からの勝負を避けた。


 前半戦残り10秒、


 相手のパス回しを予測して、パスカットを成功させる。


 そのままトップスピードでゴール下までドリブルで進んでいく、葉山に追いつかれる前に。


 トップスピードのままレイアップシュートの態勢に入ってゴールを決める、


 前に私のシュートはブロックされた。


 「まだ、甘いね」


 葉山にボールを叩かれて、コートの外にボールが出る。


 ピー!


 そのまま、第二クォーターが終了。


 それぞれのチームのベンチに戻ってハーフタイムをとる。


 前半の反省点や後半のシステムを顧問の先生と確認していく。


 「ギリギリ食らいついて行けるね」

 「だね、このまま行けば逆転も狙えるよ」


 思っていたより、白崎高校相手に戦えているためチームの雰囲気は良い。


 実際、今のところは十分に戦えている。


 今のところは、


 「決して気を抜かないで、まだ葉山は本気を出してないよ」


 「どういうこと?」


 「葉山のプレーはスロースターター。後半になるにつれて、調子が上がる傾向がある。あと二段階はギアが上がると考えた方が良いよ」


 「ほんとに?」


 何度も葉山のプレーは見てきた。


 あいつの本気はこんなもんじゃない。


 「うん、後半はもっと強くなると考えた方が良い」


 先ほどと打って変わって、不安が募っていくチームメイト。


 今でさえギリギリ奮闘してる現状ではキツイ現実だ。


 でも、それを受け入れるしかない・


 そして、今の私がキャプテンとしてできることは、


 「みんな聞いて。試合前にも言ったけど、もし相手の実力に絶望したり、心が折れかけたら私を見て!私がみんなを引っ張っていくから!」


 日頃、自分のことしか考えていない私がチームを思う発言に驚くチームメイト。


 「だから、みんな私に力を貸して!勝つために」

  

 ハーフタイムが終わって、後半戦が始まる。


 相手ベンチから出てきた葉山は先ほどよりも集中力が上がっているように見える。


 「これからの私について来れるかな?」


 私がマークに付くと挑発してきた。


 舐めやがって、


 「そっちこそ、私に負ける準備はできた?」


 こっちも負けじと挑発し返す。


 私のその返しに、ふと笑いがこぼれる。


 「やってみな!」


 さぁ、後半戦。


 私の練習してきた新たな武器を出す!


 そして、勝つ!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ