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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
アスリート氷織鈴華編
78/91

【68話】反撃!


 ベンチから顧問の先生の合図が来た。


 残り試合時間3分の合図。


 ここから反撃に出る。


 相手も残り時間の少なさに焦って攻撃が単調になってきたところで、俺たちは練習した通りのポジションについて守備をする。


 相手は上手くパスを回して、俺たちの守備を揺さぶり、攻めてくる。


 そして、エースの鬼丸のパスコースが空いた。


 そこに相手チームはスルーパスを通す。


 そのボールは俺の背後を取り、ディフェンスラインの後ろ一人走る鬼丸の足元に渡ろうとしていた。


 「よし、もらった!」


 そのままトラップして、シュートを決めると確信していたが、そのボールは彼に渡る前にうちのキーパーがパスカットした。


 「なに!」


 作戦通り。


 俺はこの試合までの数週間黒岩高校の試合分析をした。


 黒岩高校の得点源は鬼丸で、その多くの得点がスルーパスからのキーパーとの一対一。


 だからこそ、チーム全体でわざとパスコースを開け、俺はわざとフェイントに騙され抜かれることで鬼丸は油断し、キーパーのパスカットという可能性に気づくことができなかった。


 「へい、よこせ!」


 俺はそのままキーパーからパスをもらって攻撃に移る。


 「気をつけろ!そいつ上手いぞ!」


 俺の中学までの実績は地元でサッカーを続けている奴だったら知っているだろう。


 必然的に相手の俺への警戒レベルが上がる。


 もちろん、相手がいくら前がかりだからと言って、自陣から一人でドリブル突破するのは不可能。


 一人ではな、


 俺がドリブルでボールを前に運ぶと、相手の二人がドリブルを警戒して進路を塞いでボールを奪いにくる。


 俺はフェイントで突破するふりをして、隣にいる晴人部長にパスを出して、相手の二人の間を抜ける。


 「「なに!」」


 「部長!」


 「おう、笹原」


 そして部長からパスをもらってワンツーを成功させ、ドリブルを続ける。


 ハーフウェイラインを超えたところで、また相手がボールを奪いに来る。


 今度は右斜め前にいる三宅に視線を送り、パスを出す、


 フェイントを繰り出し、騙された相手を抜き、ドリブルでもっと進む。


 「くそ!」


 初めに俺のドリブルを警戒した相手には仲間を使い、パスを警戒した相手にはフェイントで抜く。


 こうすることで相手は俺のドリブルを止めることはできない。


 止めるには、


 「これ以上行かせるか!」


 今度は三人がかりで奪いに来た。


 だが、これも予想通り。


 相手が俺に集中しだした瞬間、フリーになった左サイドの林田にスルーパスを出す。


 ドリブルで俺に集中させることで、サイドにいる選手がフリーになる。


 俺は三人の間をぶち抜き、ゴール前ペナルティエリア付近までスピードを上げる。


 左サイドでドリブルをした林田から、センタリングが上がる。


 俺のマークにきたディフェンダーの一人を来たボールを相手の進行歩行の反対方向にトラップして、抜いた。


 ゴールまであと一人



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