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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
アスリート氷織鈴華編
68/91

【58話】鈴華と一真の過去 中編①

めっちゃ久しぶりです!

夏休みに入って時間ができるようになったので、投稿開始します


是非、応援よろしくお願いします。


 それから、私と一真の交流が始まった。


 放課後、それぞれの練習が終わった後に公園に集合して練習をした。私が一真のサッカーの練習に付き合う日もあれば、一真が私のバスケの一対一の相手になる日もあれば、二人で一緒にランニングしたり、ダッシュのトレーニングをする日々が続いた。


 お互いに運動神経は良かったので、すぐに互いのスポーツにも慣れてお互いの練習相手ぐらいにはなれるようになった。


 まぁ、一真とは天と地ほどの差があったから練習相手になれたかは定かではないけど、


 でも、彼との練習は楽しかった。憧れの人と一緒に違うスポーツであるけど同じ目標を持って互いに切磋琢磨していく日々がとても充実していた。


 


 そんな秘密の練習を続けて、一年が経ち、二年生の夏になった。


 私はあの日から前向きにバスケ部の部活にも取り組むことができた。今まではミスしたらどうしようとか、チームに迷惑をかけないようにとかネガティブな意識に支配されながらの練習で楽しくはなかった。


 だけど、今はただバスケを楽しむために、活躍したいために部活に励めるようになった。


 その成果もあって、めきめきとバスケの技術が上達し、レギュラーになって試合にも出れるようになった。


 二年生になった今では、エースとしてチームを牽引していく立場にもなった。


 「この前の大会惜しかったらしいな」


 彼は、様々なトリックを入れながら華麗にリフティングを暇つぶしにやりながら言う。


 今日も今日とて一真と二人で練習している。

 もう放課後に公園で練習するのが日課になっていた。


 「そうなんだよ、3ゴール差で負けちゃった。もう少しで県大会出場できたのに」


 私達バスケ部は市内大会決勝まで進むことができたけど、決勝戦で敗退してしまった。


 「私ももう少し得点できるシーンがあったけど決めきれなかったことが課題だね。あとアウトサイドからのシュートの成功率の低さもだね」


 「まぁ、鈴華はスピードで相手を抜いて決めきるスタイルだからね。アウトサイドからのシュート率が低いのは仕方ないんじゃない」


 「そうだけど、やっぱり強い相手に勝つには外からのシュート力も鍛えないと。ということでシュート連付き合ってね」


 「わかったよ、球出しすればいいか?」


 「あと、ディフェンス役もお願い」


 「オッケー」


 今日は私のバスケの練習することになった。一真からパスをもらい、素早くセットしてシュートを放つ。放物線を描いたボールはリングに弾かれて、ゴールに入らない。


 やっぱり3ポイントラインからのシュートはどうしても力んじゃって、シュート精度が落ちる。

 練習あるのみだな。


 「そういえば、そっちは試合勝ったんだね」


 「おう、県大会優勝して、来月から全国大会」


 「凄い。さすがだね」


 サッカーの強豪校であるうちの中学でも全国大会に出場できるのは初らしく、学校にはサッカー部の県大会優勝の横断幕が掲げられている。


 「だろ、そして俺は県大会で得点王だったんだぜ。凄いだろ!」


 「ほんとにすごいね」


 二年生ながらも試合にエースストライカーとして活躍し、チームを全国大会出場まで導き、得点王までになるなんて本当にすごい。


 「今度の全国大会で活躍すれば、世代別日本代表に呼ばれるかもしれないから、アピールしないとな」


 日本代表なんて私には夢のまた夢でしかない。


 私なんてまだまだ遠く及ばないけど、いつかは追いついて隣に並び立ちたい。


 「さぁ、どんどんパス頂戴!私もすぐに追いついてやっるからね!」


 「おう!やってみろ!」


 「全国大会応援しに行くよ」


 「来いよ、ゴール決めてやるからな」


 その一か月後、一真たちサッカー部は全国大会一回戦、二回戦を勝ち抜き、三回戦まで進んだが、そこでトラブルが起きた。


 試合の最中、一真が足に大怪我してしまった。

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