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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
アスリート氷織鈴華編
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【50話】球技大会 男子バスケ前半

こんにちは、


今日も元気に投稿頑張りました。


自分はバスケを遊びでしかやったことないのでなんか間違ってることがあるかもしれませんが、暖かい目で見てください(笑)


ぜひ、評価、ブックマーク、感想お待ちしてます

 女子バスケの決勝の熱が冷めらぬ内に、俺たち男子バスケの決勝が始まろうとしている。


 相手は、2年生のチーム。


 現役バスケ部が2人いて、今までの試合も圧勝している。 


 男子バスケ部は女子バスケのようにとりわけ強い訳ではないが、未経験者とは大きな差がある。


 俺は圭人と大久保に引っ張り出され、試合に出る。


 「頼んだぞ、一真」


 「絶対勝つぞ!」


 「「「オーー!」」」


 盛り上がるクラスメイト達、反して俺はいつも冷めている。


 俺にもこんなただの試合に一喜一憂していた時もあったな。


 両チームがコートに集まり、


 ピーー!


 試合が始まった。


 圭人がジャンプボールで競り勝ち、マイボールに、


 するとすぐさま、圭人と大久保にそれぞれバスケ部の2人がマークにつく。


 先の試合を見て、キープレイヤーがこの2人だと判断し、封じてきたのだろう。


 いかに運動能力の優れた2人であっても、毎日バスケをしているバスケ部のマークを容易に外すことはできない。


 作戦は成功しているように見えるが、この試合は情報の無い俺が出ている。


 「へい、パス」


 「おう」


 俺はパスをもらい、そのままシュートを打つ。


 ボールは弧を描き、そのままリングに掠れることもなく吸い込まれた。


 「おーすげー!」

 「誰だあいつ?」


 そんな歓声が聞こえる。


 ただのジャンプシュート、しかもスリーポイントエリア内。


 そこまで、すごいことではないが、俺が試合開始早々決めたこと、シュートフォームが綺麗だったこと、シュートがリングに掠らなかったこと。


 さまざまな要素から俺がすごいと言う印象をこの会場に与えることができた。

 

 次の相手の攻撃は、相手のシュートが外れてノーゴール、そして俺たちの攻撃。


 まだ圭人と大久保のマークはそのままで、俺にマークが一枚ついた。


 でも、俺はマークをサッカー持ち前のオフ・ザ・ボールで揺さぶりパスをもらう。


 そして、シュートモーションに入る。


 俺のマークはさっきのシュートが頭に残っているため、反射的にブロックのために跳んでしまう。


 俺は途中でシュートを中止して、そのままゴール下までドリブルし、レイアップを華麗に決める。


 「おー!また、決めた」

 「工藤や大久保よりすごいんじゃない?」

 「外も中もいけるのか?!」


 また、歓声が上がる。


 これで俺がバスケの能力が高いと印象づけられただろう。


 バスケを半年やっていたと言っても、過去であり、遊びみたいなもの。


 相手のバスケ部より上手いことはないだろう。


 だが、それを悟らせない。


 俺はこのコートで1番脅威だと思わせる。


 そうすることで、圭人と大久保のマークが甘くなり、2人を使ってプレーできる。


 俺の想像通り、攻撃では俺に注意が集中したところで甘くなった2人にボールを回しつつスコアを稼ぐ。


 もちろん、俺のマークがいなくなった時は俺が決める。


 だが、極力俺はあまり動きたくないから2人に決めてもらっている。


 守備面では、バスケ部2人を圭人と大久保、俺の3人で止め、他の3人を残りの2人で止める形でディフェンスする。


 未経験者同士のバスケはその運動能力によって勝敗が分かれる。


 運良く、こちらのクラスの2人の方が相手より上回っているため、人数差はほとんど感じられず、点数を抑えられている。


 ピピーー!


 前半を終えて、スコアは14対6。


 このまま行けば、順当に勝てるだろう。


 「おうおう、一真。練習より上手いじゃん」


 汗だくの大久保が俺の肩に手を回して来た。


 暑っ苦しいからやめてほしいんだが、


 「俺のはハリボテ。上手そうに見せているだけ、最初のシュートだって本当は入るか不安だったし」


 「そうなのか?」


 「ただ、それを平然と決めるのが重要なんだ」


 「まぁ、それの一発を決めるのもさすがなんだけどね」


 あんなに動いていたのに息を全然切らしていない圭人がドリンクを飲みながらきた。


 「みんなお疲れ様!ハイ!これタオル」


 ベンチで花菜がタオルとドリンクを持って迎えてくれる。


 「おう、サンキュー」


 「さすがカズだね!カッコよかったよ!」

 

 「そんなこと言うなよ、また、殺意の視線が俺に集まるだろう」


 「そんなことないと思うよ。みんなカズのプレイ見て凄いって言ってたし」


 まぁ、いつもの俺は勉強しかできない根暗陰キャに見えてるからな、


 いわゆるギャップ萌えだろう。


 ちなみに元根暗陰キャの吉田は同じく、バスケに出ていたが、1試合目でバテたらしく保健室で休んでいる。


 「まぁ、このまま行けば勝てるだろう」

 

 「そうだな」


 「てか、俺いなくももう勝てるだろ、ベンチに戻っていいか?」


 俺的にはもう十分運動して、スッキリしたのでもうベンチに下がりたいんだが、


 「いやいや、一真いなくなったらヤバいって」


 「そうそう、ここまで来たなら最後まで付き合えよ」


 圭人と大久保に両腕を掴まれて、そのままコートに連行された。


 「みんな頑張ってね!」


 「「朝比奈さんのために頑張ります!」」


 花菜の応援デレデレな他の奴ら、


 圭人は涼しい顔で流している。


 さて、後半戦だ。

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