【46話】球技大会
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あれからも三宅、それ以外の二年生の部員も俺に大会に出るように頼みこんできた。
もちろん全部断ったが、何度もしつこくせがまれて、所かまわず頼み込んでくるためクラスの注目の的になってしまった。
こいつらから逃げるために、俺の勉強時間は少しながら減っていく。
ほんと、嫌になるわ。
今は、見つからないように生徒会室に避難している。
「あんなに必死に頼まれているのなら、大会に出てあげればいいのに」
ここに避難させてくれた咲空先輩がそう言う。
「何度頼まれても無理なもんは無理ですよ。力になれるとは思いません」
「そういうのは、やってみないとわかんじゃないのかな?」
やらずともわかる。
今の俺の能力では力になれるとは思えない。
「それに私は君がサッカーする姿見てみたいな」
「もう、サッカーはやめたんですよ」
「なのにサッカー部に入ったの?」
「うっ」
鈴華にも言われたことが思い出される。
俺はまだ未練が経ち切れずに、しがみついているだけ。
「分かってますよ。自分が未練がましくサッカーに執着していることは」
こんな自分が嫌になる。
「別にいいんじゃない、執着してても。自分が好きだったものなんだから」
そう慰めの言葉を投げかけてくれる先輩。
「でも、未練が残っているなら断ち切らなきゃね」
俺もそろそろ前を向かなくては。
後ろを気にすることなく進むために
それから数日たっても、部員からの説得は止まなかった。
俺は悩み続けたが、まだ答えは出ない、
だから、断り続けた。
まだ、俺には前に向かう準備がない。
「それでは球技大会について話していきます」
教壇の前で話し始める体育委員の鈴華と大久保。
今はホームルームの時間で球技大会について話が行われている。
この学校では、一学期の終わりにクラス対抗で球技大会が行われる。
これは、クラスの団結を目的とした行事である。
俺については、こんな行事やらずに勉強時間に当てたいのだけど。
「それじゃあ、男子と女子でやりたい種目はありますか?」
球技大会では、サッカー、バスケ、バレーボール、テニス、ドッチボール、ソフトボールの六種目から選ぶことになっている。
何種目選ぶかはクラスの人数によって決めることができる。
一人一種目しか出ることはできない。
だから必然的にサッカーなど人数が多い種目を選ぶとクラスは一個の種目しか選ぶことはできない。
俺のクラスは文系クラスのため男子の人数は10人ちょっと。
出る種目は一つだけだろう。
「じゃあ男子はなんの種目出ますか?」
俺はぶっちゃけ補欠だから何でもいいんだけどね。
ちなみに去年は俺は圭人と共にテニスのダブルスに参加していたが、俺は何もせず棒立ちしていて圭人が1対2で全部負かして、優勝してしまった。
「俺は今年はバスケがしたいな」
圭人が提案する。
「へー意外、圭人ならテニスを選ぶと思ってた」
「もうテニスは大会前の練習だけで懲り懲り。たまには別の種目でリフレッシュしなきゃね」
まぁ、バスケなら男子の種目はこれだけで補欠に回れるだろう。
ほんとならさっさと負けて、勉強したいのだが、圭人と大久保がいるなら簡単には負けないだろう。
「みんなもそれでいいか」
「いいよー」
「まぁ、工藤君がいればどれでも勝てるだろうし」
「大久保もいるしね」
っていうことで、男子の種目はバスケに決まった。
女子の方は男子より人数が多いこともあって、バスケとバレーボールの二種目に出るらしい。
黒瀬と花菜はバレーボール、鈴華はバスケに出るらしい。
運動神経のあまり良くない黒瀬と花菜の方のバレーボールは分からないけど、バスケの方は鈴華がいるから優勝するに違いない。
まぁ、俺の知ったこっちゃないが。
その後の放課後、みんなは来週ある球技大会の練習に向かった。
俺も圭人に練習を誘われたが、生憎、試合に出る気はないためすぐ下校の準備を始める。
すると、ダンダンと何かが迫ってくる音がする。
「待ってくれ!一真」
迫ってきたのはもうここ最近何度も目にした三宅。
「なんだよ、もう大会には出ないと何度も言っているだろ」
「来週の球技大会、俺たちのクラスはサッカーで出る。もしそれでうちのクラスが優勝したら、試合に出てくれ!」




