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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
アスリート氷織鈴華編
54/91

【44話】助っ人

こんばんは、


今日も頑張って投稿しました。短いけど笑


これからサッカーのコーチしてきます!


ぜひ、ブックマーク、評価、感想お待ちしてます!


「次の大学に出てほしいんだ!」


 三宅が部室に響くような声で俺に言った。


「次の大会って夏のか?」


「そう、約一ヶ月後に始まる大会」


「去年も言ったけど、俺は大会に出る気はない」


 去年も俺は強制的に部活に入らなければ、ならないって言う理由があったから、サッカー部に入ったわけで、大会は辞退した。


 俺の実力だったら、このチームのレベルでスタメンになるのは簡単だろう。


「それに、練習サボってた俺がスタメンとか他の部員も納得しないだろ」


 実際、さっきは後輩による反乱が起きたし、


 ねじ伏せたけど、


「お前の反感は俺がどうにかするから、頼むよー」


「なんで、俺を大会に出させたいんだよ。今まで一回もそんなこと行ったことなかっただろ?」


「お前も知っての通り、俺たちのサッカー部は弱い」


「まあな」


 三年生は受験で引退、2年生は半分が未経験者だったし、1年生も特に上手だといえるやつはほとんどいなかった。


「だろ?それで、いつも大会初戦負けでさ、さ。だから、今年は初戦突破ぐらいしたいじゃん」


「それは俺に頼らず、お前らで頑張れよ」


「相手が悪すぎんるだよ。初戦の相手は黒山高校なんだよ」


 「黒山高校か、そりゃあくじ運が悪かったな」


 黒山高校、うちとは違って偏差値は高くない公立高校だが、部活に力を入れている。


 特にサッカー部は強くて、私立高校を除けば、県内で1番強い高校だろう。


 俺の知り合いも何人かは、黒山高校に行ったらしいし、


「じゃあ、いつも通り負ければいいじゃん。どうせ、負けたって成績には影響しないだろ」


 いつもだったら、負けても別に気にしないのに、どうして今回に限って俺を頼ってきたのか?


「この大会で晴人部長が引退するんだよ。先輩の話だとこの部に入って、公式戦で一勝もしたことないらしくて。だから、最後くらい勝たせてあげたいじゃん」


「そうか、部長ももう引退か」


 時間が過ぎるのは早いなあ


「だから、頼むよ。協力してくれ。もう二年生には許可とってあるから」


 手のひらを合わせて俺に頼み込む。


 確かに、部長にはお世話になった。


 こんなサボり魔の俺にも気を遣ってくれて、廊下で会っても挨拶を交わしてくれた。


「無理だよ。俺は一年、いや、2年くらいブランクがある。活躍できるとは思えないよ」


「そんなことないって。今日のプレー見ても全然すごかったし。中学の時なんて、あの『飛翔』の異名を持つスーパースターだったじゃん」


 『飛翔』その言葉を聞くと、嫌な思い出が蘇る。


 それを振り払うために、思い切り机を叩いた。


 その反応に、失言したと思った三宅。


「ごめん、嫌な思いさせた?」


「いや、別に。ただ、お前も知っての通り、俺はもうあの頃には戻れない」


 左膝に目線を落とす。


「やっぱり、力になれないと思う。この件は断る」


 俺はそう言って、部室を後にする。


「待ってよ、一真」


 そんな呼びかけを無視して、校門に向かう。


「俺は諦めないからな。明日も誘うからな」


 

 俺の足が疼いたのは、過去のトラウマか、それとも未来への期待か、

 

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