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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
正義の女子黒瀬沙羅
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【30話】体育祭(6)

やっと体育祭が終わりました。


ここからが黒瀬編です。


ぜひ見てください。


感想、ブックマーク、評価待ってまーす

 昼休みが終わり、体育祭の午後の部が始まった。


 昼休みは、風紀委員会の仕事で忙しく、飯を食う暇すらなかった。


 とりあえず、エネルギーチャージだけすぐに飲んだけど、さすがに足りないな。


 家に帰ったら、めっちゃ食うぞ。


 午後の部では、昼休みに予定した通りに、生徒会には来賓のお客様への対応、俺を含む数人の風紀委員は保護者の誘導、その他の風紀委員は体育委員のサポートに回ってもらってる。


 もちろん、ずっとではなく、交代制でやってもらって、体育祭も楽しんでもらってる。


 ほんとは、やるはずなかった仕事をやっもらってるから、それくらいしなきゃね。


 かく言う、俺も今休憩中で、カロリーメイトを摘みながら、今、行われてる騎馬戦を観戦してる。


 昼休みに風紀委員に行った通り、俺は騎馬戦を欠場して、仕事に取り組んでる。


 今も俺たちのクラスの騎馬は必死に他の騎馬とぶつかり合ってる。


 俺の代わりに騎馬戦に出てるのは、吉田だ。


 


 〜昼休み〜


 「ってことで、俺の代わりに騎馬戦出てくれ」


 「ちょっと!待ってよ。なんで僕が笹原くんの代わりに騎馬戦に出なくきゃダメなんだよ」


 「だって、吉田、午後暇だろ?」


 午後の部は、騎馬戦、リレーなどの少人数の推薦競技が多いため、午前だけで出る競技が終わる生徒もいるのだ。


 吉田もその1人だ。


 「それは、そうだけど」


 「それにさ、俺元々、騎馬の上だったからさ、なるべく体重の軽い奴の方がいいかなって」


 吉田は、細身な体型で俺もよりも断然軽いだろう。


 「でも、僕運動苦手だし」


 「大丈夫だって!無理だと思ったら逃げればいいしさ。だよな、圭人」


 「そうそう、俺たちが下やるから安心して豪華客船に乗った気分でいろ」


 「「そうだぜ」」


 ちなみに下の騎馬は圭人をはじめとした、屈強な運動部の3人だ。


 正直、土台だけで勝てそう。


 「わかった、頑張ってみるよ」


 こうして、吉田は俺の代わりに騎馬戦出ることになった。


 

 

 吉田達の騎馬はいまだに残って善戦している。


 意外にも、吉田は勇敢に他の組のタスキを奪おうと孤軍奮闘している。


 にしても、すごい熱気だな。


 協議してる側も応援してる側もすごい熱量。


 めっちゃ盛り上がってる。


 良かった、参加しなくて


 吉田に感謝。


 すると、競技が終わり、なんとか吉田達の騎馬は残って、さらにタスキを2つ獲ったと大活躍だった。


 吉田達はめっちゃ嬉しそうにクラスにアピールしながら座席に戻っていく。


 吉田に任せて良かったかもな、


 だけど、一つ気になったのは圭人が少し足を引いてたことだ。


 怪我でもしたのか?


 この後、リレーもあるのに大丈夫かなのか?


 「そろそろ、俺も仕事に戻らないとな」


 俺は、自分が出るクラス対抗リレーの前まで仕事があるので、すぐさま仕事に戻った。



 

 仕事がひと段落して、俺は自分が出るクラス対抗リレーの待機場所に向かっていた。


 残りの仕事は、残りの風紀委員に任せておいたから、これで黒瀬から任された仕事は完た。


 あと、体育祭終了後に片付けとかはあるが、まぁ、これで黒瀬の分はならいたことになるだろう。


 疲れた。


 あいつ、ほんとにこの仕事1人でやろうとしてたとか頭おかしいな。


 人を頼るってことを覚えるべきだ。


 待機場所につき、リレーに出場する同じクラスのやつと雑談しながら、競技が始まるまで待っていた。


 クラスのやつらの話によると、現在は俺たち白組が一歩リードしてるらしい。


 騎馬戦の勝利で、紅組を勝ち越したらしく、騎馬戦のメンバーは吉田も含めて盛り上がってたそうだ。


 だが、接戦には違いなく、このリレーの勝敗によってどっちが勝つか決まる。


 俺にとっては、勝とうが負けようがどうでもいいが、大ミスして戦犯扱いになるのだけはごめんだ。


 さて、俺たちのリレーの順番が回ってきた。


 「笹原!ちょっと待って!」


 息を切らしながら、走って鈴華が待機場所にきた。

 

 「どうした?鈴華。そんなに急いで」


 「笹原、実は」

 

 「あ、ちょっと待って。もう行かなきゃだから、話はリレー終わった後で」


 俺は鈴華を残して、校庭の真ん中へと向かう。


「あーもう!」



 選手がそれぞれのリレーの配置に着く。


 俺は二走だ。


 なぜ、二走かって?


 早く終わらしたいからだ。


 一走だと、目立つし、順位がはっきりしてしまうが、二走なら早めに走るから勝敗にあまり影響せずに印象に残りづらいからだ。


 ここでアンカーなんかやってしまったら、注目を浴びるし、そこで抜かされて負けるようなことがあれば非難の的にされること間違いなし。


 そんなこんなしているうちにリレーがスタートした。


 うちのチームは現在8チーム中4位。


 ちょうど真ん中あたりだ。


 俺は先頭の生徒からバトンを受け取り、走り出す。


 足の具合は問題なし。


 どんどん加速していく。


 ちょうど、俺の前に二人いるが、ほとんど距離が無く、そこまで早くないためそのまま追い抜く。


 歓声が上がる。


 俺のクラスの待機場所からだ。


 俺はそのまま二番手でバトンを次の生徒に渡す。


 これで俺の体育祭は終わりだ。あとは他の生徒に託すのみ。


 


 うちのクラスはそのまま2位のままでゴール。


 まだ、うちのクラスの白組が勝っている。僅差には変わらないが。


 つまり、最後の紅白対抗リレーによって優勝が決まる。


 こんなプレッシャーの中、リレーするとか嫌だな。


 圭人、鈴華頑張れよ。


 


 俺はもうこれで競技が終わったので、風紀委員会の待機場所に移動する。


 いやあ、これでやっと体育祭が終わったー


 「いた!笹原。早く行くぞ」


 突如現れた、鈴華に無理矢理引っ張られた。


 「なんだよ!鈴華。俺になんか用でもあるのか?」


 そういえば、クラス対抗リレーの前になんか言ってたな。


 「圭人が騎馬戦で足を負傷して、リレーに出られなくなったの。だから、あんたが代わりに出て」


 「え!圭人が怪我したのか!」


 やっぱり、騎馬戦の後に足を引いてたのは怪我していたからか。


 「でも、なんで俺なんだよ!他のやつに頼ればいいじゃないか」


 俺以外にも、今リレー出てたやつとか候補はいるはずだ。


 「アンタ以外のリレーに出てたやつは走順後ろの方だから疲労があるでしょ。それに比べてアンタは二番手だったからもう体力回復してるだろ」


 順番を早めにしたのが裏目に出たか


 「それに圭人からのご指名だよ。お前に任せるってな」


 はぁ、そこまで言われたら仕方ないな。


 「分かったよ。で、俺は何番目に走るんだ?」


 「圭人の代わりでアンカーだよ」


 「マジでか!?」


 「マジマジ。いいから早く行くよ」


 まさかアンカーとはな。責任重大じゃねか。


 

 紅白対抗リレーが始まった。


 紅白リレーとは、紅組と白組の代表8人で行われる、体育祭の大目玉のリレーだ。


 このリレーの点数はとても大きく、勝敗を大きく左右する競技だ。


 今年は、接戦のためこのリレーの勝者が優勝する。


 そのアンカーとか、最悪だな。


 今のところ、うちの白組は紅組に50メートルほど離されていて、負けている。


 そのままは、この差が埋まることなく、俺の前の番である鈴華にバトンが渡った。


 このままだったら、抜かすことはできないな。うちの負けだな。疲れてるし、適当に走るか。


 

 すると、鈴華の強靭的なスピードでどんどん追い上げていく。


 その追い上げに歓声も大盛り上がりだ。


 どんどん、距離が縮まっていき、俺がバトンを受け取るときには10メートルほどの差になっていた。


 俺は鈴華からバトンを受け取り、駆け出す。


 「負けたら許さねーからな。笹原!」


 息を荒くしながら、俺にバトンを託す。


 こんな熱いバトンを受け取ったなら仕方ないか。


 俺はこの学校で今まで一番のスピードでグランドを駆けていく。


 誰も寄せ付けないスピードで、


 俺はそのまま紅組のアンカーを追い抜かす。


 校庭から歓声が上がる。


 クラスの待機場所からは、花菜や圭人、吉田の応援の声が聞こえる。


 委員会の待機場所からは同じ風紀委員会のやつらが声を出してるのが見える。


 生徒会の待機場所では、咲空先輩を始めとする生徒会のメンバーが拳を突き出して、激励しているのが分かる。


 俺はそのままスピードに乗り、風を颯爽と切り裂きながら駆けていく。


 いつぶりだろうか、本気で走ったのは。


 俺はそのままゴールテープを切り、一番でゴール。


 白組から大歓声が上がる。


 俺たち、白組の勝利だ。




 あー、ほんとに疲れた。


 あの後、胴上げされるし。鈴華にはやっぱり手を抜いてんじゃねーかって叩かれるし。いろんな部活か

ら勧誘されるし。


 俺はいま、残した風紀委員会の会場の片付けなどを完了させて、誰もいない教室で一息ついている。


 やっと体育祭が終わったな。


 去年と比べて忙しかった。いろんな競技に出るわ、委員会活動はあるわ、ペアダンスには出るわ、リレーのアンカーとして走るとか。


 本当に疲れた。


 だが、それと同時に少し楽しいと思ったのは気のせいなのか。


 まぁ、なにはともあれ、これで来週からの試験勉強に集中できるな。


 土日は試験勉強に費やすぞ。


 

 すると、教室の扉が少しずつ開いた。


 そこには荷物を持った、体育着姿の黒瀬がいた。


 「笹原君、ここにいたのね」


 「ああ、疲れたから少し休んでた。もう帰るよ。それより体調はどうだ?」


 「問題ないわ。午後はずっと保健室で休んでたから」


 「そうか、なら良かった」


 「その、なんというか。今日はありがとう。私の仕事変わってくれて」


 黒瀬は、もじもじした様子で感謝の気持ちを伝えてくる。



 「別にいいよ。それよりお前はもっと人に頼るべきだ。なんでもかんでも一人でやるもんじゃないぞ」


 「分かったわよ」


 「じゃあ、俺はもう行くからな。来週の試験負けないからな」


 「ふん、勝てるものなら勝ってみなさいよ」


 ようやく黒瀬らしさが戻ったな。


 俺は教室を後にして、昇降口まで行ったところで、黒瀬に参考書を取り上げられたことに気づいた。


 俺は、黒瀬が帰る前にダッシュで教室に戻った。


 「おい、黒瀬。取り上げた参考書を返してくれ」


 ドアを開けると、まだ黒瀬がいた。


 いたわ、いたが、体育着を脱ぎかけている途中で上半身は下着姿だった。


 「キャアーー!!」


 黒瀬の叫び声がフロア中に響き渡る。


 「悪りぃ、着替え途中だとは思わなかった」


 俺は、黒瀬の素晴らしい華奢で白い肌を目撃しまった。




 だが、それよりも俺が目を奪われたのは、

















 


 黒瀬の体に刻まれた、痛々しい大量のあざだった。

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