【23話】風紀委員の体育祭準備
久々の投稿になってすいません。
これからも不定期ですが、投稿していこうと思いますので、ぜひ読んでいってください。
こうして体育祭の種目が決まり、俺は多くの種目に出ること+ペアダンスまで参加させられることになった。
サボろうとしても、圭人や花菜、鈴華の監視から逃れることができず、俺は放課後の勉強する有意義な時間が無くなることが確定した。
しょうがない、諦めて勉強は帰ってすることにするか、
放課後じゃなくても、昼休みに図書室に行けば、咲空先輩もいるだろうし、勉強できるからな。
さて、体育祭の練習は来週からだ。
今日は部活も休みになったし、図書室に行って静かに勉強するとするか、
授業が終わり、放課後になったため荷物を整理し、帰り支度をする。
図書室に向かおうとすると、途中と廊下で仁王立ちしていた黒瀬に呼び止められた。
「笹原君、これから用事があるから少し付き合ってちょうだい」
「何の用だよ、俺はいち早く勉強しないといけないんだよ」
「委員会のことよ、今年風紀委員会は体育委員や生徒会と協力して、体育祭の運営に参加することになったから、その打ち合わせよ」
なんだと!
「ちょい待ち、なんで体育祭に風紀委員が参加するんだよ!」
「前にも言ったでしょ、風紀委員会は極端に活動が少ないから、率先していろんな行事に協力するって。それに生徒会には、この前のいじめ防止教室での協力もあったし、これからも連携していこうって話になったのよ」
「マジかよ。で、なんでそんな話を俺にするんだよ」
「いや、笹原君副委員長でしょうが」
あ、そうだ。すっかり忘れてた。
「そういうわけだから、これから体育委員の委員長や生徒会と打ち合わせがあるから、あなたも来なさい」
「俺は中間テストに向けて、勉強しなければならないんだ。ただでさえ、体育祭の練習で勉強時間が減るのに、風紀委員会も活動するなんてたまったもんじゃないぞ」
「あら、私だって同じよ。むしろあなたより忙しいから勉強する時間は少ないわよ。それでも私に勝てないというのかしら」
こいつ、挑発してきやがったな、
「ということだから、早く行くわよ。時間は有限なんだから」
「へいへい、分かりましたよ。てか、お前、俺をペアダンスのパートナーに了承したのも俺の勉強時間を削るためだったのか」
「当たり前じゃない。あなただけ勉強時間が多いなんて不公平よ。そんなやり方で一位の座は渡さないんだから」
こいつ、俺を道連れにしやがって。絶対次のテスト一位取ってやる。
黒瀬とそんな口喧嘩しながら、生徒会室へ向かった。
生徒会室に着くと、すでに生徒会長の咲空先輩を始めとする生徒会の役員と体育委員長と体育委員が数人いた。
「遅くなってすいません。駄々をこねている生徒を連れて行くのに時間がかかりまして」
こいつめ、
「いやあ、まだ時間前だから気にしないで。笹原君、よく来てくれたね」
「別に来る気はなかったんですけど、ほぼ強制的に連れてこられたというか」
「副委員長なんだから来るのは当たり前でしょ」
「はいはい、そうですね。それに咲空先輩には、この前のいじめ防止教室の件で借りもありますし」
「あれはお互いwinwinだから別に気にしなくてもいいのに」
「それに他にも先輩にはいつもお世話になっているので」
「じゃあ、よろしく頼むよ」
しばらく咲空先輩と軽い雑談をして、会議の時間になり、体育委員が主導で体育祭についてのいろいろのことが決まった。
例年では、体育祭は体育委員と生徒会が主導で開催されていたが、今年は黒瀬が風紀委員会の体育委員の補佐を名乗り出たため、風紀委員も体育祭で活動することが決まった。
主に、会場設営や生徒や保護者の誘導などの雑用なんだが、
その分、体育委員と生徒会の負担が軽くなって、スムーズに体育祭を進行できるらしい。
俺にとってははた迷惑この上ないのだが、
諸々話し合いをして、大体の計画が決まり、会議は一時間ほどでお開きとなった。
「ということだから、来週から風紀委員の活動もあるから、サボらず来なさいよ」
黒瀬は会議が終わるなり、早々に下校した。
来週からは、体育祭の競技の練習、ペアダンスの練習に加えて委員会活動も始まる。
俺の勉強時間は無くなるとみて間違いないだろう。
最悪な体育祭だな。
そんな疲れ切っている俺の顔を見てか、咲空先輩が後ろから俺の肩に手をそっと置いた。
「笹原君も大変だね」
「先輩ほどではないですよ」
「せっかくの体育祭なんだから、勉強のことを忘れて楽しむのもいいんんじゃないか?」
「俺にそれができればいいんですけどね」
俺は打算的な性格、現実主義者だ。
どうしても、体育祭を無駄な時間だと感じてしまう。
あんな行事をするくらいなら自習する方がよっぽどためになると考えてしまう。
そんな俺が果たして体育祭を楽しむことができるのだろうか……




