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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
正義の女子黒瀬沙羅
29/91

【21話】体育祭種目決め

またまた、久しぶりの投稿ですいません。


残りのゴールデンウィーク頑張って書くつもりなのでよろしく


ブックマーク、評価、感想待ってまーす。


応援よろしく。

 

 体力測定が終わった翌週の木曜日の六限はホームルームだった。


 そこで、体力測定の結果が返されてその後に体育祭の種目決め行われる。


 

 「では、これから体育祭の種目を決めます。ここからは体育委員の大久保と氷織が仕切るのでよろしく」


 「よろしく」


 担任の先生に代わって、体育委員の大久保と鈴華が進行するらしい。


 鈴華はバスケはもちろん、運動とスポーツ全般が好きかつ得意で、委員会決めでは体育委員に立候補していた。脳筋の鈴華にふさわしい役職だな。


 

 俺は目的はこの体育祭の種目決めでいかに種目に出ないようにするかだ。


 俺は今年も体育祭をサボり、自習室で勉強に励むつもりだ。


 せっかくの一日自由な時間、わざわざ日が出て暑い中、馬鹿みたいにはしゃいで、青春を謳歌するといった謳い文句で時間を浪費するなど愚の骨頂。


 俺は常に時間を効率的に活用し、いい大学に入り、いい生活を送るんだ。


 そのためにも、この種目決めで俺は目立つことなくやり過ごす。


 必ず一回は種目に出なければならないので、人数が多くていなくてもバレないような玉入れにでも出よう。


 「それでは、初めに男女混合のリレーメンバーを決めます。それでは、この前の体力測定を基準に決めていきます」


 この男女混同リレーでは、白組と赤組に分かれて、全学年、男女混合で行われるこの体育祭の一番の目玉だ。


 だから、必然的に体力測定で一番足の速い、男女一名ずつが選出される。もちろん怪我などがあったら、変わることもできるが。


 このクラスでの男女それぞれで一番50メートルのタイムが速かったのは、


 「ということで、一番タイムの速い工藤君と氷織さんに出てもらいます。二人ともいいですか?」


 「もちろん」


 「別にいいよ」


 「みなさんも二人でいいですか?」


 「「「いいでーす」」」


 満場一致でうちのクラスの代表圭人と鈴華に決まった。圭人はテニス部のエースで全国大会にも出場している運動神経化け物で鈴華も二年生ながらバスケ部のエースで県選抜に選ばれるほどの実力者であり、こちらも運動化け物である。


 この学校きっての最強スポーツマンである。


 おそらく、三年生を含めたこの学校で足が一番速い二人だろう。代表になるのは当然だな。


 「さて、次に学年対抗のリレーの選手を決めていきます。男女三人ずつが代表に出るので、例年通り、50メートル走のタイムの上から3人までを代表に、」


 俺は、この前の体力測定で鈴華に勝負を仕掛けられたため、まぁまぁあいいタイムを出してしまったが、俺のタイムはクラス4位。ギリギリ候補から外れることができた。


 さすが俺。リレーなんてたまったもんじゃない。あんなに注目を浴びて、もし抜かれたり、こけたら非難の的になるに違いない。俺は絶対回避するぞ。


 「する予定でしたが、今年は時間の都合上、学年対抗リレーの後休憩なくすぐに男女混合のリレーが行われるため、男女混合リレーに出場する工藤君と氷織さんは学年対抗リレーは出ずに、50メートル走のタイムの2から4番目の三人が代表となります。それでよろしいいですか?」


 「「「いいでーす」」」


 いや!よくない!


 「ちょっと、待って!大久保君!俺はこの前のタイムたまたまで、それに足を怪我してるから、リレーは棄権したいんだけど」


 「そうか?俺は一真と一緒に走りたかったんだけどな。そういう事情なら仕方ない」


 大久保は圭人に劣るが、運動神経抜群かつお人好しな性格だ。


 このまま押せば、俺はリレーを回避できる。


 「大久保君、笹原の言ってることは嘘だよ」


 鈴華からの横やりが入った。恐ろしく冷たい表情で冷ややかな視線を俺に向けてくる。


 こいつ、また俺の邪魔をする気か、


 「うそって?」


 「笹原のやつは中学時代のときは私より足全然速かったし、怪我してるのも嘘。中学時代にしてたけどとっくに治ってるよ」


 「そうなのか?一真」


 「いや、嘘ってわけじゃないんだけど。実際に運動をやめてから運動能力落ちたしね」


 俺は何とか引き下がる。このまま、鈴華にいいようにされてたまるか


 「笹原はただサボりたいだけだよ。それに足が遅くても大久保が引っ張ていけば済む話でしょ」


 「なるほど、確かにその通りだ」


 こいつ、大久保を持ち上げることで俺をリレーに選出されようにしやがった。


 今、リレーの決定権を持っているのは鈴華と大久保。鈴華は嫌がらせでどうしても俺をリレーに出したく、大久保が良しとすれば俺はリレーに出ることが確実になってしまう。


 「大久保の足の速さならカバーできるし、笹原と一緒にリレーに参加したいでしょ」


 「そうだな、一真。大丈夫だ俺がついている。一緒に頑張るぞ」


 くそ、大久保が丸め込まれてしまった。鈴華は隣でニヤニヤしてるし、このままじゃヤバイ。


 俺は別の手段をとる。


 机からスマホを取り出し、メッセージを送る。


 俺の前の席のやつがスマホを取り出す。


 俺がメッセージを送ったのは、圭人だ。


 俺がリレーに出ることになったのは、圭人が男女混合と学年対抗リレーの両方が出れないためである。だから、俺は圭人に学年対抗リレーにも出るようにメッセージを送った。


 「圭人、学年対抗リレーにも出てくれ頼む。今度メシ奢ってあげるから」


 すぐに既読が付き、返信が返ってくる。


 「無理、リレーがんば!」


 「おい、俺たち親友だろ。親友の頼みを断るのか」


 「親友だからこそだよ。一真、絶対今年も体育祭サボるつもりだろ」


 「いや、そんなことはないぞ」


 「それに氷織さんと花菜に頼まれているからね。一真を体育祭でサボらせないようにと」


 くそ、あいつらめ


 「そういうことで、リレー頑張れよ。てか、もう決まってるぞ」


 な、なんだと。


 俺がスマホで圭人とやり取りしている間にリレーの代表が俺に決まっていて、すでに板書されてしまっていた。

 

 今年の体育祭は参加せざる負えないと、俺はこの時悟った。



 

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