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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
いじめられっ子吉田拓郎
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【13話】作戦実行の前準備

これからバイトがあるためなんか中途半端になってしまってすいません。


早く本編に入っていじめを阻止して見せます!


応援よろしくお願いします


 日曜日になり、俺は高校の最寄りの駅に来ていた。


 いじめられっ子吉田と作戦の準備をするためだ。


 昨日は咲空先輩と黒瀬に協力をしてもらうことを確約してもらい、生徒会と風紀委員会の力を借りることができた。


 今日は、別のアプローチをするため吉田を呼び出していた。


 集合は9時だが、俺は早めの30分前に駅に着いていた。理由は右隣にいる幼馴染のせいだ。


 「で、カズ。今日私は何をすればいいの?」


 幼馴染の花菜が愉快そうに尋ねてくる。花菜にも今回のことに協力してほしいからと圭人と共に今日駅で待ち合わせのつもりだったんだが、朝起きると、花菜が俺の家の一階のリビングで自分の家から持ってきたであろうゲームをしていた。


 俺は、基本ゲームは時間の無駄だと考えいるため、家にゲーム機を持っていない。


 俺は今、ほとんど一人暮らしのようなもので一応心配だからと、両親が隣の家の花菜の両親に合鍵を渡していて、花菜はそれを使って度々俺の家に入ってくることがある。


 珍しく、俺が花菜を誘ったため、少し舞い上がって俺の家に来たらしい。


 遊びに行くわけではないのだが、


 「それは、圭人と吉田が来てから話すよ。二回話すのは二度手間だしな」


 「了解!で、それはそうとどうよ、この服新調したんだ」


 そう言って、花菜は全身を見せつかるかのようにくるりと一回転する。


 花菜の服装は真っ白な純白のブラウスの上に頭上の青空のような綺麗な空色のカーディガンを纏い、少し長めの水色のロングスカートを履いている。


 その白と青を基調とした服装はいつもの花菜の雰囲気と違い、清楚な天使を思わせるような姿でどこかに飛んでいきそうな感じを思わせるものだった。


 いつもはもう少しカジュアルな服を着ているためギャップに少し驚いて、見とれてしまった。


 「いつもと違って、新鮮でいいと思うよ」


 俺は、思ったままの感想をそのまま伝えた。


 「そう、なら良かった」


 そういい花菜は後ろを向いてしまった。


 いつもなら、あれれ、私に見とれちゃったの?と揶揄ってくるはずなのにな。


 少し顔も紅潮しているし、もしかして照れているのでは。


 「あれれ、もしかして花菜照れてるの?」


 「そんなんじゃないもん」


 いつも揶揄ってくるためちょっと反撃しただけなのが、よほど褒められたのがうれしいのか、いまだにこちらに顔を見せない。


 そんなこんなしていると、親友の圭人が駅に着いた。


 まだ集合の15分前なのに、さすが圭人だな。


 「おー、待たせたな。一真、花菜」


 「いや、待ってないよ。まだ集合時間の15分前だし。俺はもっとゆっくり来るつもりだったんだが、花菜に無理矢理早く来させられただけ」


 「いいじゃん、どうせ目的地一緒だったんだし、一緒に来たって。おはよう圭人君」


 「おはよう、花菜。花菜の服装はいつもと違う印象でいいね」


 さすが、カーストトップな陽キャ。すぐに女性の服装を褒めるところとか、普段遊びに行かない俺からしたら無理な行動だ。


 「ありがとう。圭人君も今日も服装ばっちりだね」


 「ありがとう」


 圭人の服装は、白のインナーシャツに白と黒が基調のアーガイル柄のカーディガン、その上に薄く黒いニットのアウターを身に纏い、明るめのベージュ色のスエットのボトムスを身に着けている。胸元にはリングが付いているネックレスが確認できる。


 服装に対して興味のない俺でも圭人の恰好おしゃれだとわかる。さすがは陽キャ。


 ちなみに俺の服装は無地の白のニットのインナーに無地の黒のジャケット、黒のジーンズとなんとも何の特徴もない量産型の服装だ。大体、外出するときはこんな服装だ。


 俺は、おしゃれに興味はないし、かの有名なスティーブ・ジョブズは、意思決定からくる疲れを軽減するために、毎日同じ服を着ていた。


 俺も服に割くリソースを勉強など生産性の高いものに使っているため、全然OKなのである。


 「今日は、来てくれてありがとな」


 俺は感謝の気持ちを素直に伝える。二人には何の関係もないのに、忙しい身であるのに俺の要請に応えてくれたことに。


 「全然いいよ。カズの頼みならオールOK」


 「俺も一真の頼みなら全然いいよ」


 こんなことを言ってくれる二人にはただただ感謝の気持ちしかない。損得勘定なく人を助けることができる人を俺は素直に尊敬する。俺にはできないことだから。


 「一真だって、全然知らない吉田を助けようとしているんだから、俺たちだって力を貸すよ」


 「俺はお前たちとは違うよ。吉田を助けるのだって自分のためだ」


 もし、俺が吉田に手を差し伸べなかったら、いじめは続き、もっと激しくなるかもしれない。そうなれば、吉田は不登校になったり、最悪自殺することだってあるだろう。


 そんな問題が起きたクラスにいたなんて、俺の成績に傷がつくに違いない。


 だから、俺は吉田を助けることにした。吉田のためではない。俺のためだ。


 「まぁ、そういうことにしてやるよ」


 「だね、カズは変なところで頑固なところがあるからね」


 「だな」


 二人は共感したように納得して、うなずいていた。


 そして、今回の主役である吉田が集合5分前に駅にやって来た。


 吉田は何か驚いた様子で恐る恐る俺たちのもとに来た。


 「あの、お待たせしました」


 「いや、全然待ってないし、時間より早く来るこいつらの方がおかしいだけだよ」


 「ていうか、笹原君。なんでここに工藤君とあ、朝比奈さんがいるの?」


 「え、なんでって今回の件に協力してもらうつもりだから」


 吉田はそんな俺の言葉に驚きを隠せない様子。それは隣にいる圭人と花菜もだ。


 「聞いてないですよ」


 「え、だって言ってないもん」


 「え、吉田君に言ってなかったの?」


 「うん、だってお前らが来るっていうと吉田が来づらいだろうしな」


 陰キャでぼっちな吉田にとって、俺みたいなやつはともかく、圭人や花菜のようなカーストトップの陽キャとは絡みづらいと思って内緒にしていたのだ。


 「まぁ、そんなことはいいから、早く移動するぞ。時間は限られているんだから」


 そういって、俺を先頭に珍しい組み合わせの四人組は出発した。


 ちなみに吉田の服装は俺とほぼまるかぶりだったため省略する(笑)


 やっぱり、おしゃれに興味ないやつは黒と白を着ると相場が決まっているものだな

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