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現実主義者の俺が青春ラブコメに巻き込まれる  作者: 小西 悠人
いじめられっ子吉田拓郎
12/91

【11話】作戦計画


そろそろいじめられっ子編の本編に入ります。


一真はどのような解決をするのでしょうか


期待してください


 俺は、吉田とファミレスで別れ、家に向かう。


 今日は金曜日の週末であるため、明日からは土曜日、日曜日と休みだ。


 もちろん部活はあるが、それでも午前中のみの練習のため顔を出そうと思っている。


 後輩にこれ以上舐められたくないから、実力でねじ伏せてやる。


 それと学校でやることもあるしな。


 あとは、いつも通り勉強に時間を費やそうと思っている。もちろん、吉田のいじめられっこ脱出計画に協力するけど、それだけにかまってられない。


 春休みの新学期試験でも黒瀬に負けてしまったし、有名大学の進学を目指すなら、二年のころから受験勉強を始めないと間に合わない。


 俺は、圭人のように要領も良くないから、コツコツ積み立てるしかない。だから、日々机に向かって勉強に取り組んでいる。


 安定的な約束された道を進むために。


 それに、吉田の件はそう難しくない。やろうと思えばすぐにでも解決できる問題だ。


 先生に報告したり、警察に通報したり、いじめている生徒をクラスの前で糾弾したりなど方法はいくらでもある。


 だが、これは応急措置であって、吉田がいじめられるという根本的な解決には至らない。


 吉田もそれに気づいて、原因である自分を変えようとしている。俺はその成長を手助けするだけ。


 見方によっては非効率に思われるが、俺からすれば効率的である。


 ともあれ、吉田と契約を結び、それを実行するため協力を要請する。


 俺は、家に着き、風呂や洗濯もろもろ終わらして勉強机に向かう。


 今日は図書室で今日分の学習をしたので、吉田との契約履行のため、作戦を立てる。


 吉田がいじめられないようにするに条件は三つ。


 一つ目は、吉田のクラス内でのコミュニティの作成。一人でいるからいじめられる。何人かのグループに所属しているだけでいじめられる危険性は大きく下がる。一人でいるからいじめのターゲットにされ、誰にも助けを求めることができないのだ。


 二つ目は、吉田のキャラの周知。その人物がどんな性格、趣味、キャラクターを持っているかをクラスに周知させる。いじめらるのは、いじめられるやつがどんな人かわからず、他の人に関心を持たれることがないため、関心を持たれないからだ。何も知らない関心を持たない人が、どうなろうと知ったこっちゃないからだ。


 三つ目は、いじめが許容されている空気を換えること。いじめは普遍的に存在しているため、人は自然といじめを許容する空気を作っているのだ。学校だからいじめがあってもしょうがない、あいつは陰キャだからいじめられてもしょうがない。そんな空気は変えることによっていじめを制限できる。


 三つ目に至っては、外的要因のため吉田自身で解決できないため、これに至っては全面的に俺が協力する必要がある。


 俺は、軽く作戦を立て、親友の圭人と幼馴染である花菜に協力を要請した。


 二人とも快く「「いいよ」」と返事を返してくれた。


 本当に良い友人を持ったなと、つくづく思わされる。


 さて、あと二人に協力を要請するつもりだが、それは明日でいいか。


 俺は、電気を消し、ベッドに潜り深い眠りにつく。


 現実主義者であり、効率厨の俺がなんでこんなめんどくさく自分に何の利益もないことに時間を割いているのだろうかと不思議に思うだろう。

 

 それは、これが俺にとっての現実的で効率の良い答えであるのと、俺は、吉田に少しの憧れを抱いているからだ。

 

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