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第7話 移動中
「ここからちょっと歩いたところにあるからな」
男がそういったあと少なくとも3時間は歩いている
俺はヘトヘトだが男はとても元気そうだ
これだから体育会系は………
(ねー、さっき危なかったんだからね。勝手に死なないでよ)
俺が今こんな状態なのもこいつのせいなんだが
「俺がこんな大変なのもお前のせいなんだからな
もっとすごいチートをくれたら楽だったのだからな」
(うるさいなー、転生者に与えれるチートの力は決まってるのよ)
「チッ クソ女神」
(低身長)
「おい、お前誰と話しているんだ?ちょっと疲れたか?
休憩するか?」
心配された…
そうか周りは俺が一人で話しているみたいなのか
恥ずっ
「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ。あと、俺そんな小さくないよな?」
不安になって聞いた
見た目で馬鹿にするのは、ズルくね
そっち女神じゃん 完璧じゃん
そんなことを考えていると、小さな村が見えてきた
「おーい、着いたぞー」
だいぶ前に行ってしまった男が教えてくれた
やっと休める 俺はそう思いほっとした