表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

第1話 赤子の皮を被った悪魔

エミリーちゃんの誕生日は今日です!

10月18日! エミリー爆誕w

「優しい魔王様は残虐な勇者に復讐するべく、優者になるようです。」の方も見てねー!

エミリーは1話から出てます。

エミリーの残虐っぷりに酔いしれなw

ここは勇者の村グリア、ウッドハウスが100軒ほどの少し大きめの村だ。


村の中心には巨大な一本の木が生えており、その木の名は神樹グリア、村と同じ名前である。


そして神樹グリアの周りは綺麗な湖に囲まれており、村人は皆その湖の事を神樹の命と呼んでいる。神樹の命のほとりには色鮮やかな花に、傷を癒すための薬草や、魔物を退治する為の毒草などがあちらこちらに生えており、魔力も豊富なせいか小さな魔物達も沢山いる。


そしてそんなとても綺麗な村に産まれた新たな勇者族の女の子が、ウッドハウスの中で大きな産声を、新たな生命の誕生の叫びをあげた。


髪の色は母親譲りの真っ赤な色に、赤く輝く瞳がとても綺麗な女の子が産まれた。


名前はエミリー、母が可愛いプリンセスの様な勇者になれる様にと名付けた。


そしてその子は母親から溢れ出る命の雫を口いっぱいにチュパチュパと吸って強大な魔力をその小さな体へと蓄えた。


そして勇者族の赤ちゃんの成長速度は異常に早く、産まれてから1日後には立ち上がり、無意識のうちに魔法を使う事が出来る。


そして産まれて間もないはずのエミリーは深夜になると無意識のうちに起き上がり、「バブバブイヒィ!」という楽しそうな声をあげながら、神樹の命の元に毎晩やって来ていた。


勇者族の血筋の所為なのか、それとも彼女が彼女だからなのかはわからないが、毎晩毎晩ほとりに存在している小さな魔物をおもちゃを扱う様にぐちゃぐちゃに、メッタメッタに原型を保てなくなるほどに惨殺していた。



「バブゥゥウバブゥ!ヒィ!」



この声だけ聞けばとても赤ちゃんらしく聞こえるが、彼女の手は魔物の血で真っ赤に汚れている。 そして勿論殺した後は粘土のようにこねくり回し、ぱちゃぱちゃと血しぶきをあげながら魔力をまとった手で更に壊した。


顔は満面の笑みを浮かべ、楽しそうな声ずっとあげている。



「アヒィ!イヒヒィ!」



その声は神樹にいる魔物達全てに届き、皆恐怖で毎晩眠れぬ夜が続いているようだ。


だけどそんな事知ったものかと言わんばかりに、彼女の日課は日が経つにつれてエスカレートしていく。


血肉の粘土遊びで満足していたはずのエミリーは、今では小さな魔物では飽き足らず、中型のオオカミの魔物ですらオモチャにしてしまうらしい。


そして笑い声も、一人の時は赤ちゃんらしくない笑い方になっている。



「イヒ、イヒヒィ! イヒャャャッ!」



そう言いながらエミリーはオオカミの魔物の腕を無造作に引きちぎる。 引きちぎられたオオカミの魔物はブルブルと震えながら股間から生暖かい物を垂れ流し、小さく弱々しい鳴き声で泣くことしかできない。


そして遠くから悲しげに、仲間の事を見つめているオオカミの魔物の群れを見ながら、エミリはずっと、ずっと、ずっと、ずぅーーーっと笑っているようだ。


見せつける事がとにかく楽しいらしい、見せつけて恐怖に歪んだオオカミを見るのがとにかく楽しいのだ。


そしてエミリーはオオカミの魔物の群れに、さらに自分の力を見せつけるように腕を全てひきちぎり、喉元にゆっくりと手を伸ばすと、優しく首元を触って笑っていた。 その不気味さにオオカミの魔物は大きな遠吠えで助けを求めたが、それでも仲間は遠くから見ている事しか出来なかった。


圧倒的なまでの力の差に怯えて立ち止まる事しか出来ないのだ。


そしてエミリーは笑いながら荒い炎の刃を作り出し、ゆっくりギコギコと首を切り落とした。勿論だが切られている最中は大きな鳴き声を上げている。

そしてエミリーはその鳴き声を長く聴かせてやろうという思いで、ノコギリ状の刃で切っていたのだった。


エミリーもとても楽しそうな笑い声で笑う、まるで悪魔のように。



「イヒ、イヒヒ、ヒィャャャャ!」



そして赤ちゃんの皮を被った悪魔は今日も愉快に、神樹の命のほとりで毎晩おもちゃ遊び続けたのだった。


大好きなエミリーちゃんが主人公です!

ぜひぜひブクマに感想評価してってください!

あなたのそのブクマが作家の元気に直結しますw


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ