特訓!
「さて、さっそく弓の使い方を教えたいとこほだが、村の猟師になる気はないのか?」
「うーんどうだろ。魔技師って武器も作れるって聞いたしそこまでの中継かなー?」
やっぱり才能がないと上達の限度があるしこれは仕方ないと思う。
「そうか…なら深くやりこむわけじゃないなら三週間くらいで教えられるかな」
少し残念そうな顔でヘンリーおじさんは言った。
今の村の猟師はヘンリーおじさんとその息子で僕の友達のアーカスだけだ。
アーカスは弓術の才能を貰っていて問題なく猟師は継げるって聞いたけど…人手は一人でもいいはずなんだけどな。
「じゃ、さっそくやるか。まず持ち方がな…」
こうしておじさんによる特訓が始まった。
おじさんの教え方は簡単で、ほとんど感覚で教えてくる。
授かった才能は感覚で使えるようになっているから仕方ないけど、やっぱりしづらいのには変わりない。
幸運にも親父も同種なのであんまり苦労はないけど…
ちなみに僕が使ってるのは短弓だ。僕の体格でも使いやすいのがこれくらいだと。
かれこれ四週間経った。
三週間の予定が遅れたのは僕があまりにも下手だったから。
でも四週間みっちりやったおかげで、
「せいや!」
放った矢が的の中心を射抜いた。四週間でここまでの出来はなかなか凄いと自分でも思っちゃう。
「お、10本連続か。ようやく仕上がってきたな。
しかし付け焼き刃の範疇は出てないからあんま無茶するなよ?」
「うん。流石にパーティー組んで魔物倒すよ。ギルドにいけばいいんだっけ?」
「そうだな。で、肝心のギルドは近辺にないから馬車でいけ。明後日は丁度収穫祭だしそんとき商人に乗っけてもらうように都合つけてやるよ」
「そっか、もう収穫祭か。はやいなぁ」
「じゃ、また収穫祭でな」
「あ、うん!おじさんありがとー!」
正直に言いますと弓の知識あまりないので特訓はカットでお願いします。