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緑夢童話~三人の木偶娘~  作者: 阿礼 泣素
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プロローグ

 地球は青かった。宇宙飛行士ガガーリンが言った有名なセリフだ。


 でも、今、地球は緑になった。いや、緑になりつつある。


 ……なぜか。


 植物が大繁殖したから、いいや違う。


 海が緑になったから、それも違う。


 ――人類が緑になったからだ。


 地球からグリーンハウス現象という現象はなくなった。温室効果ガスだとかオゾン層の破壊だとか云々は綺麗さっぱりなくなった。環境問題、主に森林破壊についてとやかく言われるようなことがなくなった。どれもこれも科学技術の進歩によって、低コスト短時間で森や林を作ることができるようになったからだ。年々増加し続けていた二酸化炭素の排出量は今や当然のように減少し続けている。地球は緑であふれてきている。


 この事だけを聞くと、なんだいいことじゃないかなんて思うかもしれない。たしかに、ここまでは良かった。このまま地球が温暖化を続けるようであれば、人類は地球を捨ててほかの惑星に移動することを余儀なくされていただろう。そんなことを考えるとやっぱり良いことなんだろうと思う。


 でも、人類はやりすぎた。


 人類は一線を越えてしまった。


「人類緑化計画」


 それが、全ての元凶であり、発端であり、起源である……




続きは明日の7時更新です☆

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