家族の秘密
メグミ 16歳 ⑤
電話は、ジャズじじい、こいつがおばあちゃんを「かどわかした」らしい。
「あんた、何してんのよ・・・おばあちゃん返してよ」
「ああ返したいけど、動けない」
「えっ、どういう事・・・・」
「幸子さんは、パパやママに言うなって言ってるから言えない」
「じゃなんで私なのよ、」
「孫だからだ。」
よくわからない。
「お父さんたち、遺産でもめてるだろ」
「そうみたいね」
「だから知られたくないみたいだ」
それは判らないでもない。肉親の欲にまみれている姿は醜い。
まあ母親は性欲にまみれてやがるので、さらに嫌いだが。
「秘密、守れるか?」
「パパもママも嫌いだから、絶対言わない」
「絶対なんていう奴ぁ信用できないな」
面倒くさいじじいだが、的は得ている。
「私、まだおばあゃんにあったことないの・・だから会いたい」
「そうなのか・・・じゃ、もう一回聞く・・秘密守れるか」
「うん」
「わかった・・・おばあちゃんはガンで入院している」
だから、そういうリアルは話は苦手なのに・・・・
「どういう状態なの?」
「余命6ケ月」
これは、参った。
メグミ 16歳 ⑤
電話は、ジャズじじい、こいつがおばあちゃんを「かどわかした」らしい。
「あんた、何してんのよ・・・おばあちゃん返してよ」
「ああ返したいけど、動けない」
「えっ、どういう事・・・・」
「幸子さんは、パパやママに言うなって言ってるから言えない」
「じゃなんで私なのよ、」
「孫だからだ。」
よくわからない。
「お父さんたち、遺産でもめてるだろ」
「そうみたいね」
「だから知られたくないみたいだ」
それは判らないでもない。肉親の欲にまみれている姿は醜い。
まあ母親は性欲にまみれてやがるので、さらに嫌いだが。
「秘密、守れるか?」
「パパもママも嫌いだから、絶対言わない」
「絶対なんていう奴ぁ信用できないな」
面倒くさいじじいだが、的は得ている。
「私、まだおばあゃんにあったことないの・・だから会いたい」
「そうなのか・・・じゃ、もう一回聞く・・秘密守れるか」
「うん」
「わかった・・・おばあちゃんはガンで入院している」
だから、そういうリアルは話は苦手なのに・・・・
「どういう状態なの?」
「余命6ケ月」
これは、参った。
メグミのママ ③
今日は、久しぶりだから駅裏のラブホテルでラブラブ。
男と会うのは、10日ぶり・・・・だから燃えちゃった。
何度も何度もイッテル間に時間を忘れちゃった。
だからもう11時近い・・・早く帰らねば・・・
男の胸を指でなぞりながら、余韻を楽しんでいると携帯が鳴ってる。
夫からだ・・・だから無視した・・・・だがまた鳴っている。
「うるさいな~」
さすがに三度目には、仕方ないので出た。
「メグミがいない」
「えっ、あなた何言ってるのよ・・また遊んでるのよ・・きっと」
「違う・・・カバンはあるんだ。一度帰ってきてから出ていってる。」
「だから帰ってから、また遊びに出たのよ・・・それくらい普通よ」
「ボストンバックがない・・・それに衣装も減ってる・・・これは家出だ」
ちょっとヤバそう・・・・あの子、男から巻き上げた金はあるから
家出しても困らないだろう。
「わかった・・・すぐ帰るから」
楽しい逢瀬はこれで終わり・・・・義母と娘と家出するなんて
信じられない運の悪さ・・・と怒りまで感じてきた。
家路を急いでいると、当のメグミからメールが来た。
「探さないで・・・」
そんなわけにはいかない、不肖のの娘でも、娘は娘・・・
まあこのまま消えてくれると、私の不倫を知る奴は誰もいなくなるけど
探さないと、周りに何言われるかわからない。