再開
俺は自分の部屋に戻り、一息ついてから棚の2番目にあった銀色のやかんをとり冷蔵庫にあった水をドバドバ〜と入れながらガスコンロで沸騰させているところだった
「ふぅ~。久しぶりに会ったなぁ~」
由衣とは半年ぶりにあった気がする。この前はPCゲームを買うためこっそり出かけて帰ってきたところを見つかってしまった。由衣は俺と違って友達や学校やら何もかもがが日々充実している。そのためか由衣とは距離をとって話をしたりしない。
「さてとっ」
俺はそんな事を思いながら「ピーーーー」と徐々に高い音になっていくやかんの音に築きガスコンロの火を止め、さっき取ってきたインスタントラーメンに沸騰したお湯を湯気をあげながら入れた。
パソコンの時計を見てみると10:46と端っこに書いてあった。
「そろそろ行くかぁ〜」
椅子に体重を任せ、Dとあるアプリ画像に2クリックして大きくDFOと書いてあるパソコンの画面になった。
少し経てばいつも見ている俺のキャラクター、ソウルが画面にでてある。
少し進むと光に包まれてて『転移ポータルを使用しますか?』と出た。迷わず『はい』を押して、また『行き先はどちらにしますか?』と出た。一番上にあった『初まりの町』を選んだら光が少しずつ消えていった。
そこには懐かしの木の家や大きい鉱石で建てられたような古びた建物があった。
ピピッ。ピピッ。ピピッ。
と横から聞こえ、インスタントラーメンの上に置いていた3分測っていたタイマーが鳴り、俺はタイマーの停止ボタンを押してインスタントラーメンを開けると湯気が凄い出てきた。
「そろそろやるか」
そんなこんなで食料を調達でき、約束の場所に行くことにした。
うぃ〜〜〜ん、カチャカチャカチャ、カチッ
早速パソコンを起動し、部屋一面がさっきまでとは違い白い光が明るくなり、俺はそれを我慢しながらパスワードを打ち始めEnterを押すとようこそ!ソウル様と出てきた
そしてマウスを動かしDとあるアプリにカチ、カチッとクリックし、『ダーク・オブ・ファンタジーオンライン』とでてきた
少し経つと画面内に俺の分身『ソウル』が転移ポータルの前で立てっている。
「行くか〜」
椅子に体重を任せながら俺はソウルを動かし転移ポータルに入っていく
入って行くと『どこに転移しますか?始まりの町、港町、深海の神殿...』など町やダンジョンの名前があり迷わず、始まりの町を決定する。
光が少しずつ消えていき一歩進むと懐かしの町、始まりの町があった。
古い建物や最初やったCPUのクエストなどがあった。
「ん?なんだあれ」
そこには見覚えのある格好をしたキャラが凄い速さでこっちに向かって来る
『ヤッホー‼︎人類の敵ソウルく〜ん』
そんなことをいいながら俺を蹴り飛ばしてきた
『まっ!まさかその言い方といい、その言葉といいユミさんですか?』
『そうだよ〜』
ユミさん、この人は前に入っていたギルド『ドラゴンナイツ』のリーダーだった人
ドラゴンナイツはほぼドラゴン狩りの小規模ギルドの5人だけだけど伝説の6ギルドとまで言われた強さのギルドである。
『だけど何故ユミさんがここに?俺はゆうきって人と約束が』
『あっ!それ私のサブキャラ』
話してる途中にユミさんは苦笑しながら言ってきた
『え〜〜‼︎本当ですか!なんてそんなことするんですよ〜』
『だって面白いじゃ〜ん』
『何がですよ‼︎』
そんな話をしながら俺たち二人は酒場に行き、話をすることにした