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悪魔倶楽部  作者: ぴらみっど
新創世記編
349/359

天魔



 直前までサマエルが立っていた場所を大きな雷の塊が通り過ぎてゆく。

 飛び退いたサマエルは空中で翼を広げるとそのまま後ろ向きに飛翔して公園の敷地に戻り、あっというまに樹流徒から二十メートル以上離れた場所に降り立った。


「相馬」

 聞き覚えのある声が樹流徒の耳に飛び込んでくる。

 こちらに駆けてくる者たちがいた。ライダースジャケットを着た長身の男。刀を携えた青年。そして何故か学校の制服に身を包んでいる少女だ。

 渡会と八坂兄妹だった。おそらくサマエルを後退させたのは渡会の攻撃だろう。彼には怪力と雷を操る能力がある。渡会が放った雷の塊によって樹流徒は九死に一生を得た。

「ニンゲンか。あんな連中に神の力の移植を邪魔をされるとは……」

 虫かドブネズミでも見るような目で、サマエルは近付いてくる三人を見やった。その態度には人間に対する軽蔑心と嫌悪感が露骨に表れている。


 令司は刀を振り払って緑色に輝く三日月状の光を飛ばした。

 サマエルは二重構造の魔法壁を展開して難なく防御する。そのあいだに渡会と早雪は樹流徒の元にたどり着いた。

「やはり相馬だったか。大丈夫か?」

 渡会は仰向けに倒れた樹流徒の顔を覗き込む。

「相馬さん、しっかりしてください」

 早雪は樹流徒の傍にしゃがみ込んで、彼の手を握った。

 樹流徒の傷口から流れ出る血は止まらない。少しだけ意識が朦朧としてきた。なぜ渡会たちがここにいるのか、尋ねている余裕など無かった。


 令司はもう一度光の刃を飛ばしながら前進し、樹流徒たちとサマエルの間に滑り込む。

 サマエルは軽々身をかわすと、令司に向かって微笑した。

「イブ・ジェセルの者よ。汝らは我々天使のしもべでありながら、なぜ私を攻撃する?」

 ふん、と令司は鼻を鳴らした。

「悪いがそこに倒れている男には大きな借りがある。それを返すまでヤツを死なせるわけにはいかない」

「なるほど、妹の命を救ってもらった礼というわけか。そういえばアムリタを手に入れたのは樹流徒だったな」

 そう言うなりサマエルは姿を変化させ、天使から人間へと変わる。

 彼の姿を見て令司はぎょっとした。

「南方!」

 思わず叫ぶ。

「やあ令司君、久しぶりだね。変わらず元気そうで何よりだよ」

 南方はひょいと手を上げて再会の挨拶をしてみせた。

 令司の眉間に深いシワが寄る。

「なぜ俺の名を知っている? 南方に化けて俺を挑発しているつもりか? それとも南方の姿なら俺が攻撃できないとでも思ったか。あいにく俺はそんなことで攻撃を躊躇(ちゅうちょ)するほど甘くないぞ」

 ハハハ、と南方は明るい声で笑った。

「キミも樹流徒君と同じ勘違いをしているね」

「なに?」

「俺は南方に化けているわけじゃない。本物の南方万なのさ。何年もキミたちと仲間だったし行動も共にしてきた、本物のね……」

「どういうことだ?」

「分からないなら分からないで良いさ」

 南方の姿が十二枚の翼を持つ天使に戻る。

「何も気付かぬまま、死ぬが良い」

 サマエルの手が令司に向けられた。

 手の先から魔法陣が展開して巨大な炎の塊が飛び出す。それは紛れもなく以前まで樹流徒が使用していた火炎砲だった。先に使用した二重構造の魔法壁もそうだ。サマエルは樹流徒から神の力を奪った。それにより今まで樹流徒が手に入れた悪魔の能力も使用可能になったのだろう。


 令司は伸ばした手から緑色に輝く光を放つ。光は前方に向かって大きく広がり、飛来する火炎砲を包む込むように受け止めた。

 光と炎が相殺する。そのとき発生した爆風を近距離から浴びて、令司はよろめきながら数歩後退した。


「丁度良い。樹流徒から奪った力をオマエたちで試してやろう。オマエたちニンゲンどもは存分に痛めつけてやる。光の者の末裔として生まれてきた自分たちの運命を悔やむがいい」

「光の者? 何の話だ?」

 令司からすれば全く意味が分からないだろう。

 サマエルは何一つ説明しないまま両手に魔法陣を展開する。片方から火炎砲を、もう片方から電撃を放った。

 令司は避けられない。彼の背後には倒れた樹流徒と、妹と、仲間がいる。避ければ彼らに攻撃が当たってしまう。全て計算した上でサマエルは攻撃を放ったのだろう。弛んだ彼の表情がそれを物語っていた。

 比較的弾速が遅い火炎砲ならばともかく、目で追えない電撃に対して相殺用の攻撃をぶつけている暇は無い。令司はその場で身を固めるのが精一杯だった。

 兄の危機に早雪があっと悲鳴に近い声を上げる。


 激しい爆音と雷鳴が轟いた。

 命中が確定していたはずのサマエルの攻撃は、令司の元に届いていなかった。突如上空から降り注いだ赤い閃光と緑の光弾が二人の間に割り込んで、火炎砲と電撃を受け止めたからである。


 上空から舞い降りてくる二つの影があった。

 片方は黄金の髪と額から生えた二本の角、そして背中に広がった灰色の翼が目を引く、赤い肌の巨人。もう片方は鳥の頭部と人間の肉体を持つ、こちらも常人を優に超える巨人だった。

 両者とも一目見て悪魔だと分かる。そして魔界に住む者ならば誰もが彼らの存在を知っているだろう。何しろ彼らは魔王。憤怒地獄の魔王ベリアルと、暴力地獄の魔王ガルダである。


 二体の魔王は揃って令司の前に降り立つ。

「何だお前たちは?」

 令司が声をかけるがベリアルは無視した。赤と紫に彩られた鋭い眼光はサマエルを睨んでいる。目の前の獲物にしか興味が無いといった様子だ。

 代わりにガルダが令司の問いに答えた。

「見ての通り我々は悪魔だ。これから魔界に帰ろうとしていたのだが、この場所から禍々しく不穏な気配を察知して来てみたというわけだ。心配せずともオマエたちと戦うつもりは無い」

 彼は手短に説明しながら一度だけ樹流徒のを方をちらと見る。

 樹流徒はまだ仰向けに倒れており、彼の傍には渡会と早雪が座っていた。二人とも交互に樹流徒へ声を掛けて彼を励ましている。


 いかにサマエルでも目の前に立ち塞がるベリアルとガルダを無視して樹流徒の元に向かうのは無理だった。さらに言えば、サマエルはおいそれと樹流徒を殺せない。樹流徒を殺せば神の力を手に入れ損ねるかもしれないからだ。

 神の力の所有者が死んだ場合は別の所有者へと力が受け継がれる。もし樹流徒が死ねば、神の力の所有者となったサマエルに力が受け継がれる可能性は十分あった。だが絶対ではない。樹流徒の力が詩織や渚に受け継がれる可能性もある。無理矢理神の力を奪ったサマエルには力が移動しない可能性もあるだろう。ゆえにサマエルは簡単に樹流徒を殺せないし、確実かつ安全に神の力を手に入れるため、彼自身の能力で直接樹流徒から力を奪わなければいけない。また、安全に樹流徒から神の力を抽出するために邪魔者を全て排除する必要があるのだった。


 ベリアルとガルダの出現は、サマエルにとって少々厄介な展開だろう。ただし厄介ではあっても決して悪い事ばかりではなかった。

「魔王二体が相手か。これは考えようによっては好都合だ」

 サマエルは現状を前向きに捉える。今の彼には樹流徒から奪った魔魂吸収能力がある。ベリアルとガルダを倒し、彼らの強力な力を得てさらに進化しようという魂胆だろう。


「おまえはサマエルだな。いかに強力な天使でも我々二人を相手にするのは不可能だ。何が目的か知らないが戦争は終わったのだ。大人しく聖界へ帰れ」

 ガルダが警告を与える。

 サマエルは邪悪で勝気な笑みを返した。

「たしかに今のままオマエたちと戦うのは厳しそうだ。だが私には悪魔の力がある。それを引き出せばどうなるか、今度はオマエたちで実験してやろう」

 そう言うとサマエルは早々に、何の躊躇いも無く、悪魔の力を引き出す。


 天空に魔法陣が浮かび上がり、六芒星の中心から広がった赤い光が柱となってサマエルに降り注いだ。激しく点滅する光の中でサマエルのシルエットが変化する。


 上空の魔法陣と光の柱が消えたとき、変貌を果たしたサマエルが高らかに笑っていた。

 紫がかった肌の上には電気回路のような赤い光の線が走り、黄金色の瞳には銀色の輪が走っている。背中には元から生えていた十二枚の白い翼に、悪魔の黒い羽が十二枚加わっていた。計二十四枚の翼――あの光の者を髣髴とさせる姿だった。

 悪魔の力を引き出した樹流徒が魔人なのだとしたら、さしずめ今のサマエルは“天魔(てんま)”とでも呼ぶべきだろうか。天使と悪魔の姿を併せ持つ新種の生命体である。


「ほう。コイツ、以前のキルトと似たような姿になりやがった。面白れェ」

 ベリアルは変貌したサマエルを目の当たりにしても余裕がある。

「天使が悪魔の力を持っているのか? 何故だ?」

 ガルダの目付きは幾分鋭くなっていた。


 時間が惜しいと思ったのか、サマエルはすぐに動き出す。

 彼はまず翼を操って地面スレスレを滑翔し、後ろ向きに素早く下がりながらゆっくりと時計回りに動いた。これから始まる戦闘に樹流徒を巻き込まないようにするためだろう。確実に神の力を手に入れるため、サマエルはまだ樹流徒を殺すわけにはいかないのだ。令司と違ってベリアルが己の身を挺して樹流徒を庇うとは考え難く、樹流徒への誤射を避けるためには戦場を少し離れた場所に移す必要がある。そうサマエルは考えたに違いない。


 サマエルは公園の中心付近に降り立ち、ベリアルとガルダもすぐに後を追ってきた。

 これで戦いの準備は整った。サマエルは地面に降り立つとすぐさま攻撃に移った。彼の腹がメリメリと音を立てる。白い衣の下で赤く強い光が浮かび上がった。

 これもかつて樹流徒が有していた能力である。ただし同じ能力でも樹流徒が使用したときより数段強力だった。サマエルの腹に開いた大きな口から炎の渦が飛び出す。紅蓮の炎は傘のように広がりながら激しい黒い雷を纏いベリアルとガルダに襲い掛かった。


 サマエルに接近すべく飛翔していたガルダは翼で空気を叩きつけて方向転換し、攻撃から逃れる。

 ベリアルは回避せず自ら炎の渦に突っ込んで行った。彼はマグマの海に足を浸しても平然としていられるほど炎に強い悪魔である。そのため渦巻く炎の中をも平然と走り抜けた。

「何という威力だ……」

 ガルダがサマエルの攻撃力に戦慄しているあいだに、炎の渦を突破したベリアルは攻撃の態勢に入る。

 彼は走りながら虚空より炎の槍を取り出した。サマエルの二十メートル付近まで迫ると、足に急ブレーキをかけてそれを投擲する。ベリアルの手から離れた炎の槍は赤い閃光と化し、サマエルの心臓に照準を合わせて直線を引いた。

 サマエルは氷の盾を出現させて赤い閃光を受け止める。すかさず盾を人差し指で軽く突いた。盾はバラバラに砕け散り、数十枚の鋭利なナイフとなってベリアルの元に殺到した。

 ベリアルは素早い反応で自身の前方に炎の防壁を二枚作り出す。一枚目の防壁は氷のナイフに貫通されたが、後ろに控えていた二枚目の防壁で全て遮断した。


 戦いの流れはまだ止まらない。

 はらはらとガルダの翼から十枚前後の羽根が舞い散る。柔らかい羽根は緑の光を纏い高速回転することで貫通力を持つ弾丸となり、一斉に地上の標的を狙った。


 サマエルは後ろに跳躍して上空から降り注ぐ弾丸を難なくやり過ごす。頭の上にも目がついているのかと思わせるほど機敏な反応だった。

 そして回避が完了すると頭上に向かって腕を振り払う。槍と形容して良いほど巨大な氷の矢が六本、サマエルの眼前で横一列に並んだ。

 氷の矢は射出されるとすぐに分離し、七、八本の矢となってガルダを襲う。

 誘導性能を備えた攻撃だった。ガルダは羽根の弾丸で数本の矢を迎撃したものの、打ち落とせなかった残りの矢全てに襲われる。急いで身を翻し、軌道を変えて追尾してくる攻撃の雨から逃げなければいけなかった。

 

 高速旋回で逃げ回るガルダの真下で、ベリアルは炎の槍を構え敵に突進する。

 彼は嬉々としていた。戦いという行為が好きなのだろう。それ以上に稀少な体験を好むのかもしれない。天魔と戦うチャンスなど金輪際二度とないと胸を躍らせているように見えた。


 そんなベリアルの頭を冷やしてやろうと考えたのか。サマエルは突っ込んでくるベリアルを冷たい水の中に閉じ込めた。直径二十メートル以上ある水の牢がサマエルを中心に広がり、ベリアルの全身を飲み込んだのである。

 ベリアルが握り締めていた炎の槍は水中で消滅した。

 牢が弾け、水飛沫(しぶき)と共にベリアルの巨体も吹き飛ばされる。それでも簡単に尻を着かないあたりは流石に魔王だった。ベリアルは焼け野原の大地に足を踏ん張って何とか体勢を維持する。


 直後、氷の矢から逃げ切ったガルダが反撃を開始した。彼は両足を揃えて落下してくる。サマエルの頭に蹴りを見舞って首の骨を叩き折ってやろうという勢いだった。

 迎え撃つサマエルは今度も恐るべき超反応で空中からの攻撃に対応する。

 強い風が吹いたわけでもないのに草がざわざわと鳴いた。空にかざしたサマエルの手から強力な衝撃波が発生したためだった。これは樹流徒から奪った能力ではなく、元々サマエルが有していた能力である。

 衝撃波をまともに浴びたガルダは見えない壁にぶつかったように真上へ跳ね返った。


 歪んだ空気の波が天の彼方へと消え去ったときにはサマエルの周囲に青白い光が七つ浮かび上がる。

 全ての輝きは生まれた瞬間に膨張を始めていた。この世のおよそあらゆるモノを凍結させる死の光がガルダとベリアルへ同時に牙を剥く。


 迫り来る光の柱をガルダは寸でのところで避けた。衝撃波を浴びて体勢を崩していた彼だが、流石に空中戦を得意とする悪魔だけあって、姿勢制御を取り戻すのも、直後に襲い掛かってきた死の光から逃れるのも驚異的に早かった。


 逆に回避に失敗したのはベリアルだった。

 ベリアルは攻撃を受ける前に炎の防壁を三枚張り素早く防御を固めいてた。

 それは極めて強固な守りだったが、完璧な守りではなかった。サマエルの元から飛び出した凶悪な死の光は、炎の防壁を三枚とも打ち砕いてベリアルの全身を飲み込んだのである。

 光が通り過ぎた後には魔王の氷像が残された。

「ベリアル!」

 地上の光景を目の当たりにしてガルダが驚きの声をあげる。

 あのベリアルがこうも簡単にやられるとは予想していなかったのだろう。


 もっとも、ベリアルはまだ死んでいなかった。

 魔王の氷像に深い亀裂が走り、亀裂と亀裂の接点に小さな穴が生じる。そこから謎の黒い物体が噴き出した。

 黒煙にも見えたその物体の正体は炎だった。漆黒の炎に触れて氷が凄まじい勢いで溶けてく。舞い上がる白煙の中から全身燃え盛るベリアルが現われた。

「キルトとの再戦用に考案した能力をこんな場所で披露することになるとはな」

 憤怒の形相だった。絶対零度の檻から自力で脱出したベリアルだが、彼の声は屈辱と怒りで震えていた。

「今すぐオマエを消し炭にしてやる」

 ベリアルの全身から離れた黒い炎は、得体の知れない人型の生物となってサマエルに踊りかかる。


 サマエルは逃げる気配すら見せなかった。彼の周囲に展開した二重の魔法壁が漆黒の炎を受け止める。激しい炎を浴びて外側の魔法壁は砕け散った。だが内側の防壁は軽いヒビが入っただけでほとんど無傷だった。


 ベリアルは忌々しそうに歯噛みする。

 ガルダは小さな吐息を漏らしてベリアルの生存に安堵するが、依然サマエルを見る双眸(そうぼう)は厳しいままだった。何しろサマエル一人に対して、魔王二人が明らかに劣勢を喫していた。

「さて。どちらから始末するか……」

 サマエルは勝利を確信している。この戦いに物足りなさすら感じている様子だった。


 すると、彼の退屈を埋めようとするように、新たな戦士たちが現れる。

 サマエルの魔法壁が消滅した瞬間を狙って、上空から巨大な炎の玉が飛んできた。

 その攻撃を放ったのはベリアルでもなければガルダでもない。令司や渡会でも無かった。


 サマエルは氷の盾で炎の玉を防御してから、攻撃が飛んできた方を見やる。

 異形の影が三つ並んで飛来してきた。

 ジャッカル頭の戦士サルガタナス。灰色の髪と黄金色の瞳を持つ若い男アスタロト。そして人間、牡牛、山羊という三つの頭部を持つ異形の者アスモデウスだった。

 彼らは三人とも真バベル計画最後の儀式を担当したメンバーである。アスタロトとアスモデウスは魔王級の実力を持っている。サルガタナスも相当な実力者に違いない。


 ベリアルやガルダと同じように、彼らも魔界へ戻る途中不穏な気配を嗅ぎ付けてやってきたのだろう。

 三体の悪魔は空中で散開すると、それぞれ別の場所に降り立った。サルガタナスはサマエルの後方にに。竜と獣を混成したような生物に(またが)るアスタロトはサマエルの右に。そして真っ赤な鱗の竜に騎乗したアスモデウスは左に。

 サマエルは強力な悪魔五名に囲まれる格好となった。




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