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FPS弱小国、日本
2025年、タクティカルFPS『Brave』のパシフィック地域予選。
日本開催となったこの大会で、日本代表チームのZEALはグループステージでの敗退を喫した。
これで日本勢は、3年連続のグループステージ敗退という不名誉な記録を更新することとなった。
SNSではZEALに対して激しい非難がなされ、「#ZEAL解散」がトレンド入りし、ファンによる辛辣な批判が飛び交う。
「もう日本のFPSに期待するのはやめた」
かつて熱狂したファンも、今や諦念の境地にいた。
日本のFPSは、このまま歴史の波に飲み込まれて消えるのか。あるいは、この「底」が何かの始まりになるのか。
ZEALのマネジメントルームのデスクには、一枚の報告書が置かれていた。
そこには、既存のプロシーンには一切名の売れていない1人の男によって動かされる壮大なプロジェクトが記されていた。




