魔法のパフェ
ある町に魔法使いのミーシャがいました。ミーシャ
はスイーツを作るのが大好きで毎週作っていまし
た。
ある日、ミーシャは、もっとたくさんの人とスイー
ツを作ってみたいなと思いました。そこでポスター
を作りました。
今度の日曜日、午後1時から広場でパフェを作りま
す。持ち物はエプロンと三角巾です。ぜひ来てくだ
さい。
このポスターを広場に貼りました。
数時間後、ミーシャは本当に来てくれるかなと心配
になって広場に行きました。すると、広場に町の人
が集まってポスターを見ていました。ミーシャはこ
れなら大丈夫と思って嬉しくなりました。
そして日曜日、予定より1時間早い12時に準備をす
る為に広場に行きました。広場にはなんと、数え切
れないくらい町の人がいました。ミーシャは、
「え〜!」
と声を上げながらひっくり返りました。こんなに町
の人が来てくれるとは思ってもいなかったからで
す。
ミーシャは念の為持って来たマイクで、
「こんにちは。ミーシャです。今日は来てくださっ
てありがとうございます。たくさん来てくださった
ので、パフェ作りを1時間早めたいと思います。皆
さん準備をしてください」
と呼びかけました。会場の人達は、
「やった〜!」
と喜びました。
ミーシャは早速パフェの作り方を会場の人達に1つ
ずつ教えました。
「皆さん、カップを机の上に置いて、その場から離
れてください」
と言いました。会場の人たちがなんで?と思いなが
らその場から離れると、青い空に突然白い雲が現れ
ました。ミーシャが空を飛んだとき、会場から、
「お〜!魔法使いだ!」
という声が聞こえてきました。ミーシャは、
「あ、すみません。言っていなかったですが、私は
魔法使いです!」
と言いました。ミーシャが、
「雲よ雲。生クリームになあれ」
と言うと、あら不思議。空からクリームが落ちてき
ました。会場の人たちはびっくりして全員が同時に
ひっくり返りました。
ミーシャは、
「次はカラフルチョコスプレーの雨を降らせます。
私がせーの!と言ったら、カラフルチョコスプレー
こーい!と言ってください!」
と呼びかけました。会場の人たちが、
「カラフルチョコスプレー、こーい!」
と言うと、本当にチョコスプレーが降ってきまし
た。ミーシャはチョコスプレーをみんなにたくさん
いくようにしたので、会場の人たちは笑顔になりま
した。
それを見て、ミーシャも笑顔になりました。
雨があがると、虹ができました。
「これから、虹からフルーツが出るように魔法をか
けます!皆さん見てください」
と言って、ミーシャは、
「フルーツ電車、こい!」
と魔法をかけました。すると、虹の端から、ぶどう
やいちご、みかんなど、虹のようにカラフルなフル
ーツが流れてきました。ミーシャが会場の人に、
「自分でフルーツを取っていってください」
と言うと、みんなはカップを取りに行きカップに乗
せました。
いつの間にか、夜になって星がたくさん出ていまし
た。会場の人たちからは、
「もう夜だし終わりかな?」
という声が聞こえてきました。ミーシャは、
「まだです!最後にもう1つ魔法をかけます!」
と言いました。そして、
「キラキラの星、クッキーになあれ」
と魔法をかけると、星のクッキーが降ってきて、カ
ップの上に乗りました。会場の人たちは、
「わぁ!星のクッキーだ!」
と喜びました。
「これで完成です!一緒に食べましょう!」
とミーシャが言うと、会場の人たちは一斉に、
「いただきます!」
と言って食べ始めました。食べていると会場の人
が、
「これは、魔法のパフェだ!」
と言いました。それに続いて他の人たちも、
「そうだ!そうだ!魔法のパフェだ!ミーシャありがとう!」
と言ってくれました。ミーシャは嬉しくて涙が止ま
らなくなり、
「こちらこそありがとうございました!」
と言いました。会場の人たちはみんな笑顔になって
帰って行きました。
おわり




