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友達以上恋人未満

作者: ぽんず

夜の街の灯りがぼんやりと揺れる頃、私は友人と飲んでいた。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけば終電はとうに過ぎてしまっていた。

途方に暮れそうになりながらも、私は〇〇に電話をかけた。




「もしもし?〇〇って、今彼女さんと住んでたりする?」


彼とは高校からの友人であり、場所は違うが仕事内容はほぼ一緒で話が合うため、2人で何度か食事をしたことがある。


「え、どしたの急に?俺、一人だけど。」


安堵の声に、私は少しだけほっとした。


「そうなの?今家いる?」


「いるけど、何?なんなの!?」


「今日さ、お家に泊まらせてくれない?手出さないから!」


「え、家わかんないでしょ!笑

なんで?誰か迎えとか来れないの?来れないなら、俺が迎えに行く?」


「え!!迎えに来てくれるの??ありがとう!!」


「いいけど、家まで送ってく?」


「こんな時間だし、それは悪いよー」


「うーん、分かった。じゃ、迎えに行くね。今どこにいるの?」


「今、飲み屋の前だよ」


「あー、あそこね。あと20分くらいしたら行くわ」




待っている間、緊張と期待が入り混じる。

その心地よいざわめきを感じながら、私は外の風に当たっていた。



やがて、〇〇の声が電話越しに聞こえた。



「着いたよー」


「はや!!ありがとう♡」


少し酔った私に、都合良く尽くしてくれる。

私は彼の車の助手席に乗り込んだ。


「終電の時間見てなかったの?」


「なんか気づいたら過ぎてた笑」


「まじ?やば笑笑

誰と飲んでたの?てか、彼氏は?」


「え?いないよー!今日飲んでたのはAちゃん!めちゃねむい!」


「眠いなら着くまで寝てていいよー」


「え?なんか申し訳ないから頑張って起きてる!」


「少しは申し訳ないとか思ってるんだ笑

てか、逆に着いたらちょっと車で寝てて欲しい。全然部屋片付けてない」


「わかったー!そのまま乗っとく!それか、車の中で一晩寝かして!」


「いや、さすがに部屋で寝て!俺のベッド使っていいから!!」


「え、そしたら◯◯寝るとこは?」


「俺、ソファで寝るからいいよー」


「それは申し訳なさすぎる。私ソファがいい!ソファで寝慣れてるし!」


「それはだめ!ちゃんとベッドで寝て!」


「えー、それなら一緒に寝る??」


「いや、一緒には寝ないけど、、、

一緒に寝たいの??」


「え?嫌ならいいよ、、?」


「逆に一緒に寝ていいの?」


「私気にしないよー!」


「もうちょいで家着く!!」


「あ、そうなの?じゃ、車の中で待ってるね」


話を逸らされつつ、彼の家に着いた。

しばらくして、彼が片付けを終わって戻ってくる。


「おまたせ〜ここ家!!」


「初めて入る!おじゃまします。」


「シャワー使う?着替えとかいる?」


「着替え借りたい!」


「おっけ!これ使って」


「ありがとう!!!」


「まだ飲み足りないなら、シャワー浴びてる間なんか買ってくるけどいる?」


「いいの?じゃなんか頼もうかな〜私飲みそうなやつ買ってきてよ!笑」


「何飲むかわかんないけど、なんか買ってくるわ笑」




〜シャワー中&買い出し中〜




「シャワーありがと!これ着ればいいのね!」と私はさっき着ていた下着の上に、彼の大きなTシャツを着た。


「適当に買ってきたよ〜」


「ありがと!!何円だった?」


「いや、俺のみたいの買ってきただけだから、いいよ」


「車から買い出しまで、本当にありがとうね」


「乾杯しよ〜」

「いぇい!乾杯〜」


私と彼はほろ酔いを開ける。


私はほろ酔い飲みそうだと思われているらしい。

あと、彼は想像通り、酔うのが早い。もうすでに顔が赤くなっている。



彼「あのさ〜聞いてい?」


私「どうしたの?」


彼「ほんとに今って彼氏ないの?」


私「いないよ??いたら今日迎えにきてもらうでしょ?〇〇は?」


彼「いないんだよね。元カノとは同棲まで行ったんだけど別れた。」


私「ふーん」


彼「なに?ふーんって笑 もっと興味持ってよ笑」


私「え、なんで別れちゃったの?」


彼「なんか生活習慣が合わなくてさ〜。価値観の違いってやつ??」


私「まー、だいたいそんなもんだよね。」


彼「そうそう。最初はうまくやっていけると思ってたんだけどさ、なんか、無理してる自分に気づいて」


私「無理してたんだ」


彼「うん。たぶん、相手もそうだったと思うし。お互いに“良い彼氏彼女”でいようとして疲れちゃってたかも」


私「そうなんだ……〇〇って、優しいから相手に合わせちゃうもんね」


彼「うわ、ばれてる?笑」


私「そりゃわかるよー。昔からだし」


彼「……でも、⬜︎⬜︎(あなた)には無理してなかったな。話すの楽だったし」


私「……ま、友達だからね。でも、私も楽だったよ」


彼「なんかさ、⬜︎⬜︎になら今日みたいにいきなり呼ばれても、全然イヤじゃないんだよね。不思議と」


私「へぇ。ちょっと嬉しいかも、それじゃ、今度からもお願いしようかな〜笑」


彼「しょうがないからいいよ笑

俺もまた会えたら嬉しいし」



ふたりの間に少し静かな時間が流れる。


私「……そろそろ寝よっか?」


彼「うん、そうだね。じゃあベッド、ちゃんと使ってよ。俺はほんとにソファで寝るから」


私「え?せっかくだし一緒に寝よー。手出さないから!」


彼「まじで言ってる?……しょうがないな」


彼と同じベッドに入る。

ふたりはセミダブルのベッドに、並んで横になった。

布団の中で背中合わせに寝転ぶ。触れ合わない距離。でも、すぐそこにお互いのぬくもりがある。


しばらくして、私は静かに寝返りを打つ。

彼の背中を眺める。

目を閉じながら、眠気がゆっくりと身体を包み込もうとしていた

そのとき

頬に、そっと触れる温かい指先。


うっすら目を開けると、彼が静かに微笑んでいた。

彼の手が、私の頬をやさしく撫でている。


私は微笑み返し、そっと距離を縮めた。

自分の指で、彼の頬に触れる。

彼の手が私の腰に回り、そっと引き寄せられる。

そのまま顔を近づけて、互いに目を閉じる。


鼻先が触れ合い、そして 

唇が重なった。

一度。二度。三度。

言葉のないキスが、やさしく、ゆっくりと繰り返される。


深くなる口づけ。舌が絡まり、息が熱を帯びていく。


私の声が、思わず漏れる。

腰にあった彼の手が、ゆっくりと下へと滑っていく



その瞬間、私は少し身を引いて、彼の目をまっすぐに見つめた。


「……ストップ」


彼は一瞬目を見開き、それから少し息をついた。


「……ごめん。やっぱ、俺ソファで寝るわ」


彼は静かにベッドを離れ、リビングへと消えていく。


私は布団の中でじっとしていた。

手を伸ばせば届く距離にいたはずの温もりが、今は遠くにある。


眠ろうとしても、眠れなかった。

余韻と、鼓動と、心の揺れだけが、夜の静けさの中で響いていた。


元は私が書きましたが、少しchatGPTにまとめてもらいました。

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