7/19
六猫.猫いぢり 総論
とりあえず、背中をなでたい。
「こんないぢりかたして、猫と遊ぶよね」
「うん、するする♡」
何気ない会話ですが。
じつは、話をふったほうは、同意を求めてではない可能性があるのです。
「いや、そんなことするの、あんただけだって!」
ひょっとしたら、そうつっこまれたいのかもしれません。
ところがだいたい、この手のフリは肯定で返されてしまいます。
だいぶマニアックないぢりかたでも、猫好きは誰から学んだでもなく、おのずとそこにたどりつくからです。
遠く離れた何人もの人間が、自然本来の性質から、それぞれ独自におなじ科学的結論を得たのと同様に。
猫好きたちも、猫の性質から、それぞれ独自にそのいぢりかたをみつけだしてきました。
猫とは、なんてアカデミックないきものなのだろう。
猫にとってはいい迷惑(笑)