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幻影道 四.五巻   作者: SAKI
35/50

「男の浪漫と男の友情??」その5

「結局作り直すのかよ」


 ユウガはソファーで暇そうに言うとまぁねと頷く僕は帰ってしまった二人を見送ることもせず作成していたキャラクターを消して再度作り直すことにした、やはり現実の方が可愛いい。僕の手ではとても描けそうにない程にね。だから僕は現実ではありえないくらいの美人を作ることにした、百パーセントの妄想で作り出したが表現足らずで体型が変になってしまった。


「ユウガ、暇なら手伝ってよ」


 僕は視線を向けてキャラクターを添削してくれるように頼むとユウガは画面を見るなり訝しげな表情だ。


「はぁ………女ってのは細くてボンキュッボンはあんまりいねぇんだぜ?一部位がデカくても良いがアンバランス過ぎるのは返って変に見えっから肉付けよくする部位を決めないとそーなんだよ」


 買ってきた本人が少し飽きてるように見えるがユウガは的確なアドバイスをくれた、流石は女の子を盗撮してるだけあるね。


「後、細っこいのはあんまり魅力的じゃねぇから程よい肉付けが必要だな、肩幅が広いとガッチリ体型になっから適度に抑えて顔は少し小顔、首は少し太くして・・・おっぱいはどうする?」


 平然と言う辺り直球なんだな。


「えっと・・・大きいのにしようかな?」


 ユカリちゃんサイズが一番好みだけど、ユカリちゃんを作ることは不可能だからだったらサナエちゃんみたいな真面目でアヤちゃんみたいな天然な女の子にしようと思ったんだ。


 ユウガはバストカップを見せると意外と沢山あることに気付く、Aが貧乳でZが爆乳とって表記されてるけど聞いておこうかな?


「因みにユウガは?」


「俺はGカップ以上Zカップ未満だ」


「巨乳は絶対なんだ・・・・・」


「お前は?」


「ぼ、僕はBカップ以上Dカップ未満かな?」


 僕は一応ユカリちゃんの胸のサイズを意識して答えた、本当は何カップなのかはわからないけど、ユカリちゃんなら小さくても可愛いから気にしないけどね。


「ぺったんこじゃねぇか!?」


「うるさいよ、いいじゃないか好きな子のサイズなんてこの際どうでもいいじゃないのかな?」


 そのことに議論を出され結局決着は付かなかったもののキャラクター作成には捗った。取り敢えず巨乳キャラクターを作り上げてみたが素人として見るなら満足するレベルまで跳ね上がった。


「ま、及第点かな?」


 当の本人は顎に手を当てて頷く、今度はユウガにやらせてみると驚く程一人作るだけで二十分辺で完成させた、僕は何時間も掛かったのに・・・・


「って、これユカリちゃんじゃないか!?」


 一体どんなキャラクターなのかと思えばこの世に二人としていないほど同じユカリちゃんが画面の中に居た。


「後はユイ姉で最後はアスカで………ほれ」


 そして一時間で幻影守衛騎士団ファントム・ガーディアンズの女性全員を作り上げてしまった、これは最早天才なのでは?


「こんなもんさ、あまちゃんよ」


 最後に鼻を伸ばすユウガに憤りを感じたが才能は認めざるを得ない、だが女の子達を水着の下の項目を押そうとしたその時に電源ケーブルごと引っこ抜いた。


「ちょっ!!!折角作ったのに保存してねぇーぞ!?」


 ユウガは牙を向けながら怒るがそもそもその下の欄は十八禁だっただろうに。


「僕達はまだ十八禁、エロいことさせないからね」


 どうせユウガの事だ、作ったでキャラいかがわしいことをするに違いない、だがらその前に切ってやったのさ。


「ちっ、まぁいいぜ、後で他のキャラクターでエロを堪能すれば俺得だしな」


「その代わり、ユカリちゃん達は作らないでよ?」


 作るかよ!とユウガはきっぱり言い切ると僕は安堵した。こういう時のユウガは約束を守ってくれる奴だから信頼できる。


「アンタ達、何やってんの?」


 時刻はいつの間にかお昼になっており休憩をしようとしたが背後から冷たい視線を感じ振り向くとそこにはパジャマ姿のサナエちゃんが眠たそうに目を擦っている。


「実はさっきまでキャラ作ってたんだぜ、ほら」


 ユウガは表情一つ変えずノートパソコンを見せた、そしてその反応に僕は嫌な予感がした。


 さっきまで見ていたのって“水着姿と下着姿のユカリちゃん”だったような・・・可愛すぎて興奮したけど首筋から冷水を当てられたように急激にクールダウンする。


 画面を見るなりサナエちゃんは眉間に皺を寄せ、笑顔で僕を睨む、あっ、これは怒られるパターンだ。


「朝からこんなエロいもの作ってたんだ〜しかもユカリちゃんの、いい度胸じゃない?しかもよく見れば家族全員作ってるのに皆水着か下着ね・・・ふ〜ん?」


 ユウガには見えないだろうけど僕にははっきり見える、怒りのオーラと握り締める拳、怒髪天に燃え盛る背景に僕は心底こう思った。


「終わった」


 言葉を最後にサナエちゃん特製のグーパンチが目の前を過ぎった、女性とは思えない強烈なストレートはユウガを軽く殴り飛ばした。


「さ、次はアンタよ。覚悟なさいこのエロ魔人」


 まるでケンカを仕掛けるように腕をポキポキ鳴らしながら躙り寄ってくる彼女に僕は必死に逃げることに専念した、囮にするのは申し訳ないがユウガのせいにすることにした。


「ユウガが?」


 するとサナエちゃんはすぐに止めてくれた、意外と僕に―――――― 


 ベキッ!と横から飛んでくる拳に僕は何もできぬまま一撃で沈められたことを最後に武力を持って潰された。


「家族をエロい目で見てる奴は制裁が必要ね」


 そしてこの事実は家族全員に暴露されあの天使ユカリちゃんでさえ引かれゴミを見る目で僕とユウガは数日間警戒態勢を解かれることは無かった。皆僕達を汚物を見る目で見るから反抗したらユカリちゃんにトドメを刺された。


「近寄らないで、変態」


 僕は罵倒により心の根本から折られユウガと僕は仲間を忘れ、互いに傷を舐め合う変な友情が芽生えてしまった。そして二人で話し合った結果は悪い事はしない方が身のためだと痛く知ったのだった。

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