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幻影道 四.五巻   作者: SAKI
18/50

エクストラ「契約と約束」その4

 帰って来ると俺達は元いた地球へと戻って来た、どうやらこれが転送装置となっているんだな。


 俺は戦士用スマホを手にするとそこには転送と書かれたものが表示され一度押すとそこから上から【炎星】、【水星】、【風星】、【光星】、【闇星】、【地星】、【地球】と分かれた。


「因みにそれは行ったことがある場所を指定しないと行けないから偵察する時はお姉さんかローグちゃんか他の家族に頼んでね♪」


 成程確かにタップしても反応が無いものがあるな、後でユカリにでも教えてもらうか。


「そういやこれって日本語化されてんな?」


「光星の研究員が地球に憧れて作ったのが元らしいよ?後はアップデートを重ねて今に至るの♪確かこのデバイスの本名は・・・・」


「いや、言わなくていい。絶対長い名称なんだろ?」


 この手のテクノロジーや作られたモノなんてこの星で嫌と言う程長い名称があるんだ、きっとそれも同様だろう。


 俺はそそくさに断りスマホの画面を見ると意外とラインナップが充実してるのが分かる、流石にこっちのスマホには叶わないが連絡の手段になるのは間違いないだろう。俺は自分の使ってるスマホを見比べながらそう言った。


「どっちも情報を使うにあたって便利だな、仕事の効率も良くなるだろうな」


 俺はユイ姉に礼を言おうとしたらその前にあるものを手渡した。


「初任給としてね♪次からは敵の建造物の偵察や敵軍に入る為にも使う情報網も沢山調べて貰うからお願い出来るかな?」


 手渡された茶封筒に入っていたのはまさかの現金十万、おいおい稼ぎにしちゃ厚い手当てだな・・・危険もあるがこれなら食っていけそうか??こいつ等を信用した訳じゃねぇ、金の為に稼ぐのも悪くないかもな。


「その分の手当が出るならな・・・」


 俺は去り際に呟くとユイ姉は手を振った。


「交渉成立だね!契約したからには頑張ってもらうからね〜♪一緒に戦おうね♪」


 いつ戦う羽目になったか分からんが一応今の所契約しても問題は無い、稼ぐなら両方から貰うだけ貰う、俺の人生はまだ終わらねぇからな。

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