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兵器工場での戦い

 ミツルギとネレスよりも先に降りた銀色の竜の団員は各々の武器を持ち、戦いを始めていた。突然の奇襲を受けたせいで、工場を見張っている下っ端たちは抵抗できなかった。


「くっそー! こんな奴ら、奇襲さえなければ!」


「ゲーズさんはどこだ? 助けてくれ!」


 下っ端たちは悲鳴を上げながら叫んでいると、上からドレアンが降ってきた。


「こいつは銀色の竜のボス、ドレアン!」


「嘘だろ……こんな奴が来るなんて……」


「さーて、人暴れするかぁ!」


 ドレアンは魔力を開放して炎を発し、槍に炎を纏わせて攻撃を始めた。ドレアンの攻撃を防ぎれなかった下っ端は宙へ吹き飛んだ。ドレアンは倒した下っ端を掴み、こう聞いた。


「おい、この工場の責任者はどこだ?」


「死んでも教えるかよバーカ」


 と言って、下っ端はドレアンの顔面に唾を吐きかけた。その後、ドレアンはその下っ端の顔面を地面に叩きつけ、止めを刺した。


 そんな中、ミツルギとネレスが地面に降りた。


「うわー、もう暴れてるよ」


「ドレアンさん、火を纏って暴れたら工場が爆発しますよ」


「そうだな。ちょっと抑えるか」


 ネレスにこう言われ、ドレアンは炎を止めた。それから合流したミツルギとネレスと共に、ドレアンは下っ端への攻撃を始めた。戦いが始まって数分後、外にいた下っ端たちはあっさりと全滅してしまった。


「外にいた奴は全員倒したな」


「ほとんどドレアンさんがやっつけたんだけど……」


 ミツルギとネレスは縄で気を失っている下っ端を縛り上げ、団員に渡していた。そんなことをしていると、中から兵器を持った下っ端たちが現れた。


「この野郎、よくも仲間をやりやがったな!」


「テメーら全員ぶっ飛ばしてやる!」


 下っ端たちはこう言って、平気である巨大バズーカをミツルギたちに向かって放った。


「俺に任せろ!」


 ミツルギは両手から闇の魔力を発し、飛んでくるバズーカ弾を消滅させた。闇のオーラを見た下っ端たちは、驚きの声を上げた。


「何だそれは?」


「闇の魔力! 持って奴がこの世にいたのか!」


「構わん、とにかく撃て! 撃って撃って撃って撃ちまくれェェェェェェェェ!」


 下っ端たちは何度もバズーカ弾を放ったが、どれもミツルギが放つ闇に飲み込まれた。


「意味が無いのか……」


「さーて、お返しするぜー」


 ミツルギは闇を操り、飲み込んでいたバズーカ弾を跳ね返した。飛んで来るバズーカ弾を見て、下っ端たちは悲鳴を上げながら逃げ始めた。だがしかし、バズーカ弾は下っ端たちに命中して爆発した。


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」


「あー、やっぱりこうなったァァァァァァァ!」


「ゲーズさん助けてェェェェェェェェ!」


 爆発に吹き飛ばされながら、下っ端たちは倒れて行った。外にいる下っ端を倒したと判断したドレアンは団員たちに向かってこう言った。


「中に入るぞ。そこからは町の人を開放する班と奴らをぶっ倒す班で分かれるぞ!」




 その後、ミツルギとネレスは団員と共に中に入った。


「じゃ、俺はもう人暴れしてくる。気を付けろよネレス」


「うん。ミツルギも怪我しないでね」


 ミツルギは敵の殲滅、ネレスは町の人の解放の班へ回った。ミツルギはドレアンと共に、襲ってくる下っ端を倒し続けた。


「ぎゃふん!」


「ふぅ、これで何人倒したんだ?」


「この工場は広い。まだ敵はいると思えよ」


 ミツルギの近くにいる団員がこう言った。その時、ミツルギたちは魔力を感じた。武器屋魔力を開放し、周囲を見回した。すると、近くの階段から足音が聞こえた。


「全く、物騒な奴がやって来たな。君たちのせいで私の工場が台無しになってしまったではないか」


 上から現れたのはゲーズだった。団員の一人が銃でゲーズを撃とうとしたが、ゲーズは盾を出して弾丸を防いだ。


「そんな盾、ぶっ壊してやる!」


「この盾は特殊な鉄でできている。そんな鉄の塊を打ち込んでも壊れはしない」


 ゲーズはそう言うと、盾を振り回して団員に攻撃をした。


「なっ! 盾が伸びた!」


「ヨーヨーかよ!」


 ミツルギは飛んで来るヨーヨーをジャンプしてかわしたが、一部の団員が盾の攻撃を喰らい、倒れてしまった。


「おい大丈夫か?」


 ドレアンは倒れた団員に近付き、様子を聞いた。


「すみません……ドレアンさん」


「気にするな。治療するから待ってろ」


 そう言って、ドレアンは魔力を開放して治療を始めた。その時、団員の傷を調べた。


「切り傷……ミツルギ! あいつの盾には気を付けろ! 何かあるぞ!」


「分かりました!」


 返事をした後、ミツルギはゲーズと距離を取って魔力を解放した。ミツルギの左手や右手に持つ剣に纏われた闇を見て、ゲーズは驚いた。


「闇の力か……珍しい奴がいるもんだな」


「いちゃ悪いかよ?」


 そう言ってミツルギは剣を振り上げて襲い掛かろうとした。しかし、ゲーズは盾でミツルギの攻撃を防御した。


「グッ……」


「すごい力を持っているようだが、戦いの方はまだ未熟のようだな。すぐに始末してやろう」


「その言葉、そのまま返してやるぜギザ野郎!」


 ゲーズに向かって、ミツルギは大声で叫んだ。


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