表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

episode2−2 ステータス設定(種族とスキル)※

前回のあらすじ

1、幼馴染からゲームを受け取る

2、数日経ってログインする

3、ステータス設定を始める

「次は種族の設定をしていただきます。

が、その前にこちらをどうぞ。」

と言って渡されたのは、一昔(ひとむかし)前の読書デバイス(手帳型カバー付き)みたいなのを貰った。


「こちらはメニューデバイスでございます。

用意された理由は、現地民の方が来訪者の人たちを空中で手を動かす不審者と思われないようにするためのアイテムです。

中身は許可の無い人には見れないようになっていますので、ご安心ください。

このデバイスを操作している時は、何かを弄っていると分かりやすい証明になると思います。

使っていない時は不思議空間に収納しておりまして、使いたい時はオープンデバイスと宣言すれば出てきまして、収納したい時はクローズデバイスと言っていただければ収納できます。


それでは使い方の説明をします。

まず、カバーを開いてデバイスのタッチ画面を長押ししておいてください。

そうすれば、所有者登録ができますので。」


とデバイスの説明の後、使い方の説明に入ったので言われた通りにカバーを開いてタッチ画面を長押ししてみた。


すると画面がうっすら光だし体の中から何かが抜ける感覚があった後、画面が強く光、登録完了しましたと出た後、幾つかの項目が出てきた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

メニュー

ーーーーーーーー

ステータス

インベントリ

装備

スキル

フレンド

メール・お知らせ

掲示板

バックログ

オプション・ヘルプ

ログアウト

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「無事登録できたようでなによりです。

それでは『ステータス』と書かれたところをタップしてみてください。

ステータスの設定ができると思います。」


と言われたのでタップしてみた。すると、


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

名前;リュウコク Lv.1


種族;→

〈ステータス〉

種族が決まっていないので

表記できません。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


という画面に変わった。


「まずは、種族を決定しなければステータス値を設定できませんので、種族のところにある矢印をタップしてください。

種族選択画面が出てくると思いますので。」


言われた通りタップしてみれば、種族の選択画面になった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

種族選択


 人間

平均的なステータスで伸ばしたい項目を選べる。

幸運値が他の種族値が多い。


 獣人(狼、猫、狐、牛、鼠、虎、鳥)

選んだ獣によって最初の能力値が違う。

獣化スキルがある代わりに合計ステータスが他より低い。


 エルフ

魔法適性が高いが、物理面が弱い。

精霊魔法を初期から使える。


 ドワーフ

生産が得意な種族。

戦闘にはあまり向いてない。


 ハーフ

2種族の力を持つ、能力は優れた種族。

力を得た代わりに運をなくした。

※余程のことが無い限り運は増やすことはできません。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「獣人を選ぶ場合、獣人をタップした後に種類の選択画面が出ます。

また、ハーフを選んだ場合も、後から種族を選んで貰うことになります。

そして、全てに言えることですが特別なことが無い限り種族の変更はできません。

確認ボタンに了承ができたらタップすることで完了です。

人間以外だった場合、その種族の特徴が容姿に追加されますのでご注意ください。」


と言われ、何にするか悩んだがソロで活動することが多くなりそうなので人間とハーフで悩んだが、運がないというのはドロップ率にも関係がしそうな気がしたので人間にすることにした。


『人間』をタップすると、「変更は出来ませんがよろしいですか」と表示されたのでOKと書かれたところをタップした。


そうしたら『人間で決まりました。ステータスを反映します。」と表示され最初のステータス画面に戻ったら表記が変わっていた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

名前;リュウコク Lv.1


種族;人間

〈ステータス〉

HP:40

MP:20


STR:2

VIT:2

INT:2

MID:2

DEX:2

AGI:2


LUK:5


〜〜〜〜〜〜〜〜〜


確かにステータスがLUk以外で平均でLUKのみがすごく高いことになっていた。

そんな風にデバイスに表示されたのをみていると、


「ステータスの設定が終わりましたね。

次はスキルの設定です。

画面を左から右にスライドすることで前の画面に戻れますので、戻っていただきスキルのところをタップしてください。」


と言われたので、戻ってスキルをタップした。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〈スキル〉

 武器系

 魔法系

 生産系

 その他


《スキル取得→》SP.

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「スキル画面が表示されたと思いますが、説明をしますと見た通りに4項目に分けられています。

剣や槍等の武器系、火魔法や水魔法の魔法系、鍛冶や裁縫等の生産系、上記に属さないその他の項目です。

スキル取得のところをタップすれば選択画面に移りますので、使いたいスキルを選んでください。

本来なら取得にSP(スキルポイント)が必要なのですがこの場所でのみ、SPに関係なくスキルを取得できますが取りすぎには注意してください。」


と言われ、最後の一文に疑問が引っ掛かったので聞いてみる。

「取りすぎに注意ということは、何かデメリットがあるということかな。」

尋ねれば、ミルフィアは、

「ええ、そうですね。

デメリットかどうかは分かりませんがこないだの体験期間(ベータテスト)と違い、スキルの成長ペースが本来の速度に戻りましたので、取りすぎると成長するのが遅くなる可能性があります。」

という返答に俺は、

「ベータ期間中の成長が早かったのは、先の可能性を見せるためだったとか何かの理由があったのか?」

という俺の問いに彼女は、

「正解です。先の可能性を見せることによって『努力すればできないことはない』という言葉に現実性を持たせることにしました。」

という言葉を聞いて俺は、

「うわー、楽をできると知ったプレイヤーに努力をさせるとかどんな試練だよ。」

とぼやきながらもちょっと考え込んでいた。

(そうだよな〜、()()だから大変なのはあたりまえだよな〜。)


「ついでに聞くが、ベータ期間中の成長率は何倍だったんだ?」

「そうですね、だいたい10倍くらいだったと思いますよ。」

と聞き(うわっ、鬼だ)と思った。


そんなことを思いながらさらに尋ねる。

「つまり大変なことになると覚悟すれば、スキルを多く取るのに支障はないんだな?」

「ええ、茨の道を行くという覚悟があるのなら特に問題はないですよ。」


ソロで活動予定だったんだ、苦労するのがさらに苦労するだけだろ。

無料で貰えるうちに貰っとけ。


「分かった、疑問点は無くなったからスキル選びに入るよ。」

と彼女に声をかけてからスキル選択に入った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

sideミルフィナ

「分かった、疑問点は無くなったからスキル選びに入るよ。」

と声をかけられて目の前の彼は選択作業に入ったのをみて、私は分体を半起動状態にし声をかけられたらすぐに反応できるようにした。


しかし、リュウコクさんですか。

他の方々と違って色々と細かいところに気づく方ですね。たいてい方々は体験期間の情報を鵜呑みにしてあっさり決めていくのに。

疑問を持つ方もいますが、成長率の倍数まで聞いてきたのは彼が初めてですね。

観察能力、いや、洞察力が高いのですかね。

そして、試練ですか。あながち間違ってないのが凄いですね。


しかし覚悟があればですか、つまり彼は多くのスキルを取るつおりなのでしょうね、他の方と違いちゃんと意味を理解して。


これから困難な目にあう彼に幸があらんことを。

(と思いましたが人間だから運は高い方ですね。)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

sideリュウコク(龍魅)


選べる初期スキル多すぎだろ。

意味深なものもありやがって。

しかし無事に選び終わったな。


「終わりましたよ。ミルフィナさん。」

とまた目を瞑っていた彼女に声をかけた。


挿絵(By みてみん)

メニューデバイスはkindleデバイスをイメージしてください。

理由はスマホよりかはサイズ的にいいと思ったから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ