表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/19

episode1 幼馴染からの誘いと依頼

本編始ります。

じめっとした梅雨の終わる頃、

放課後のある教室で、

「くそー、抽選落ちた〜。」

と男子が泣き崩れ、

「どんまーい、笑笑笑。」

そんな様子を笑う女子がいた。


そんなクラスメイトの嘆きと笑い声を聞きながら、俺もスマホで抽選結果を調べてみるが外れていた。

それで落ち込んでいたら、

「たっつん、帰ろう」

と楽しげな様子で女の子が声をかけてきたので俺は、

「いいよ、帰ろうか、はるみん。」

と返事をしたのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


学校を出て下校中、隣を歩く幼馴染の女子、白咲遙美(通称;はるみん)に俺は尋ねた。

「今日はどうした、はるみん。

クラスの女子達と遊ばずに俺と帰るなんて」


そう、いつものはるみんなら俺と帰ることはなく、クラスの女子達と仲良く駅前のショッピングモールとかで、服巡りやデザート巡りをして、放課後の時間を潰していたとおもうのだが?


「えぇー、偶には幼馴染が気をきかせて一緒に帰ってあげるっていうのに。」


「そうは言ってもな、何か話があったらリンクスでいつも済んでただろ。

それなのに今日は直接、話があるみたいな雰囲気しやがって。」


と言ってやったら、

「うぐっ、またいつものごとく正論で的中した予想が。

うむむ、誤魔化せなかったか。」

とかほざきやがったので、

「バーカ、何年お前の幼馴染やってると思ってるんだよ、誤魔化す気もなかったくせに。」

と、はるみんの側頭部を突きながら言う。

「いったーい、何すんのよバカ、女の子の頭を乱暴に突くなんて。

そんなアホにはとっておきのいい知らせなんて教えてあげないんだから。」

とそっぽを向きながら彼女が言う。


「あぁ、とっておきのいい知らせってなんだよ。」

と怪訝な顔をしながら尋ねても、拗ねた彼女は、

「ふーんだ、女の子を雑に扱うたっつんには教えてあげません。

知りたかったら、お得意さまの観察と推理で当ててみたら?」

と推測すれば答えで教えてくれそうではあるが、直接は駄目みたいだ。


ここ最近の彼女の様子を思い出しながら考える。

怪しいのは、約1ヶ月程前GWがあけた頃の事だな。

授業中は起きてはいるのだが心ここに在らずといった感じで、休み時間中も宿題を家でやる暇はないといった感じで進めて、放課後も誰とも遊ばずすぐ様急いで帰っていたのが、10日間ぐらい続いていたな。

確かあの時期には、あああれがあったか。


「あぁ、NLWOか。」

とつぶやくと、彼女の体がビクッと震えた。

こりゃ、正解だったか。

そして、恐る恐る聞いてきた。

「あのたっつん、どうしてその結論に至ったのかな。

参考までに聞いても?」


「いいぞ。

まず、お前の最近の行動で怪しいとあたりをつけたのが1ヶ月程前のお前の学校態度だな。

授業中は心ここに在らずで、休み時間宿題全力からの放課後即帰宅というのが10日間ぐらい続いていたが、確かあの時期はGW含めて20日間ほどNLWOのベータテスト期間だったよな。

そして、今日はNLWOの本サービス第1陣の抽選結果発表の日だったな。ガチゲーマーさん?

つまりベータテスターだったお陰で無事1陣入りして、抽選落ちした俺への自慢か。」

口に出して整理していると、抽選落ちして落ち込んでいたところに、楽しげな自慢されそうだったと気づいてしまい、彼女のことをイライラいながら恨みがましい目で睨んでしまっていた。


「自慢じゃないから、そんあイライラした様子で、呪うような恨みまがしい目を向けないで、自慢じゃないから。」

と声を上げながら逃げるようにはるみんが距離をおく。

そんな彼女の様子を見ながら、睨み付けるのは辞めて聞く。

「じゃあ、何なんだよ。

自慢じゃないんだって言うんなら。

さっきの反応からしてNLWO関係っていうのは当たりだろ。」


「当たりなんだけど、自慢じゃなくてお裾分けかな?

ベータ期間中にいい成績を残せたから、もう一台知り合いにどうぞって貰えた機器を。」

その言葉を聞いて俺は、

「おい、お前が拗ねずに素直に教えてれば、勘違いで睨みつけられることはなかったと思うぞ。」

といいながら、そっぽを向いて頬をかきながら小声で、

「・・・・・・けどよ、ありがとうよ」

と言った。


言ってしまった、それを聞いたこいつは、

「うん、今何か言った?

今、ちょっと距離開けてたから聞こえなかったんだけどなんか小声で言った?

ねえねえ、まさかお礼の言葉でも言ったのかな〜」

ニヤニヤにしながら、寄ってきて肘で脇腹を突いてきやがった。

うぜぇ。

「その急な切り替えを止めろ、うざいから。

で話はそれだけかはるみん。」

と言ったら、

「急な切り替えはたっつんにも言えると思うよ。

で話はまだ続くよ。

NLWOを挙げるというのは本題に必要な前提条件だからね。()()()()?」

と呼ばれ俺は、

「ほう、我をそう呼ぶということはそういうことかね、()()()()


少し話は変わるが俺とはるみんは小さい頃からの幼馴染である。

よく一緒に遊ぶ中で趣味も似たものになってしまった。

俺は武器に様々なギミックを詰め込んだロマン武器が好きなロマン狂いに。

彼女は何故か特撮その中でも特に仮◯ラ◯ダーに嵌ってしいまいライ◯ー狂いに。

そんな2人だからこそ、趣味の話をする時だけは互いに呼び方がロマン卿・マスク卿になって雰囲気を楽しんでしまうのである。

そんな2人だからこそ、現実では無理だからと諦めVRゲームに可能性を求めていたが、

スペックの問題でギミックが詰め込めなかったり、◯イダー装備が作れなかったりして諦めかけていたのだが。


「つまり君はベータ期間中に作れる可能性を見いだしたのかね?」

と尋ねれば、

「ええ、そうよ。

戦闘でも生産でもスペック的にも制限はないから自由よ。

キャッチコピーにあるように努力をすれば、できないことはないというのは本当のようね。

工夫すれば、攻撃モーション中ですらある程度は動きを変えられたもの。

だからこれは依頼よ、戦闘よりもロマン武器を作るのが好きな貴方に、報酬は先払いのNLWOを、そして内容はゲーム内で私専用のオリジナルラ◯ダー的な装備を作ること。

いいわね、ロマン卿」

と言われれば、

「かしこまりました、マスク卿。

我がロマン武器を作り上げる過程で磨き上げる技術でそなたのためのオリジナル装備を作り上げて魅せましょう。」


「「ふっふっふっふっふっふっふっふっふっ」」

そう言って、帰り道の道端で不気味に笑う2人組の姿があったとか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その後、道端というのを思いだし、不気味な雰囲気を取りやめ即座に帰宅した2人だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


で、家の前ではるみんと別れた黒金龍魅は家に帰り、パソコンでNLWOの詳細を調べ始めたのだった。

やりたい事がいっぱいあってどれからしようか悩む。


防衛戦

サバイバル

空中島

海底遺跡

地底遺跡

ギルド結成

季節イベント

PVP

GVG

製作祭


迷宮(ポケダン参考にしたいがしたら地形の変わる鬼畜ゲーになるな)

人生ゲーム的なもの

◯◯戦士(仮面ラ◯ダー)←やったら二次創作に該当しませんよね?

無人島開拓(あつ森してたら書きたくなった。)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ