episode4商業ギルドでのやりとり仮拠点確保
前回のあらすじ
1、称号貰ってた。
2、道具屋到着
3、キット購入
ティアリスの店を出た後は、彼女に勧められたように商業ギルドに行くことにした。
まずは、来た道を戻って露店広場に戻り西通りに向かって歩き出した。
歩いていたら十字路が出てきたので南に向かう方に歩き出すと噴水広場についた。
見渡してみたら、最初の噴水広場とは違い大きめな建物が見えたので違う場所だと認識し、この大きい建物が商業ギルドだったので入ることにした。
入ってみたら騒々しくなくそれでいて閑散としていな丁度いい感じの人々がいた。
そんな様子を観察していると視線を浴び始めたので慌てて受付らしきところにいった。
受付はよくある窓口カウンターのような感じになっていて、買取・相談・登録と別れていたので相談窓口にいった。
「すみません、自分は来訪者のリュウコクというものですが、此処に来れば仮家の相談を受けてもらえると聞いたのですがここで大丈夫でしょうか。紹介状もあります。」
高圧的にならないよう、態度を低くして声をかけた。
「来訪者の方ですか。まぁ、いいでしょう。
家の相談ですか。どう言ったものをお探しで?」
案の定、来訪者というのを聞いたところで顔を険しくしていたが、こちらの態度を見て相手をしてくれるようだ。
「東通りにある道具屋ウィナミスで生産キットを買ったのですが、使う場所に困っていたら、店主のティアリスさんから街を去った人の家が多くあると聞いて、商業ギルドに相談すればとのことでしたので、生産キットが展開できる家があれば、有り難いです。それに加えて多少不便でもいいから周りにあまり家が立ってないところがいいです。多分、夜中にも作業をして煩くなると思いますから。
後、これがそのティアリスさんからの招待状です。」
そう言って俺は、懐から彼女の招待状を取り出して受付の女性に渡した。
「なるほど。あの人からの紹介でしたか。内容の方は理解しました。一旦、紹介状の方を読まさせていただきます。」
そう言って彼女は紹介状の封を開け中身を取り出して読み始めた。
「ふふっ、あ、失礼しました。」
読み終わった後、彼女は小さく笑ってすぐに謝罪してきた。
「紹介状の確認が終わりました。それでは、リュウコク様の要望にあった物件を探して参りますのでしばらくフロアの方でお待ち下さい。見つかり次第お呼びいたします。」
そう言って彼女は裏手の方に引っ込んでいったのでフロアに戻って待つことにした。
暇だったので、フロア内にあった椅子に腰掛けて、デバイスを取り出しヘルプを読んで時間を潰していた。
そうして数十分ぐらいが経った時、
「お待たせしました。リュウコク様の生産キットを展開でき尚且つ周りに人があまり住んで居ない所という要望に該当する物件が1件ありましたので紹介しようと思いますが、お時間の方は大丈夫でしょうか。」
「大丈夫だ。」
「わかりました。場所が場所ですので私が直接案内しますのでついてきてき下さい。」
そう言って彼女は、外に向かって歩き出したのでついて行くことにした。
それで案内されたのは南通りに出てから門のところまで行って、右に外れた小道の先にあった。
「さて、こちらが紹介する物件になります。
リュウコク様の要望通り周りの家ともスペースがあるので多少作業音が漏れても大丈夫でしょう。」
周りを見てみると家は建っていたがまばらでスペースが結構空いていたから夜中でもちょっとうるさくしても大丈夫だろう。
「ああ、確かに大丈夫そうだ。
そういえば、確認されなかったから忘れてたが幾ら出せばいいんだ?
場合によっては、貯まるまでこの話はなかったことになりそうなんだが。」
と手持の残金を思い出して不安になりながら聞いたのだが、
「ああ、最初は300Bで大丈夫ですよ。
この物件は我々も手を余らせていまして、誰かに貰って欲しかったっていうのもあるんですよ。
まずは、1ヶ月この値段で様子を見て来月から大丈夫そうならこの付近だと2000Bぐらいですか。それぐらいの金額を払っていただきますが。」
「手を余らせているって、何か訳ありなの?」
「訳ありというわけではないのですが、ギルドの位置からこの辺まで距離があるので管理するのが手間になっているので、早く誰かに住んでもらい管理を任せたかったところなのですよ。」
「じゃあ丁度いいところに自分が来たのかな。
来訪者だとしても紹介状のある保証された人だからある程度安心できるのも
あるのかな。」
「そうですね、紹介状が無ければこんな離れたところを紹介できませんね。
来訪者って何をしでかすかわかりませんので。
では、そろそろ中の確認もされますか。」
「そうだね、開けてもらってもいいかな。」
と言って開けてもらい中を案内してもらうと家具とかは持ち出されていたが落ち着いた雰囲気のあるいい内装だった。
「結構いいね。何色にでも染められそうというか、飾り甲斐がありそうだね。」
「そう言って頂けて幸いです。
では、購入ということでいいですか。」
「ああ、いいよ。
契約関係の書類を書きにギルドに戻るのかな。」
「ええ、そうですね。ギルド章も発行しないといけませんから。戻りましょう。」
そう言って俺たちは商業ギルドに戻るのだった。
ギルドに戻ってからはまた窓口で向かい合って契約とギルド登録の手続きをしていた。
「では、来訪者リュウコク様、こちらが当ギルドのギルド章になります。」
そう言ってわたされたのは、片手に収まるほどのシンプルな枠付きプレートだったが中には何も記載されていなかったが何か体から抜ける感覚がすると文字が表示された。
「最後の魔力登録が終わりましたので登録は終了です。
では、説明をいたします。
枠ブチのデザインによって、ランク分けがされておりまして下からノーマル・ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナランクとなっていますのでノーマルランクからのスタートとなります。
そして、ランクを上げるには貢献度によって上がるようになっています。
ランクが上がれば上がるほど、割引されたりとお得な特典がつくようになりますのであげられる際は頑張りください。
また、こちらのギルド章は再発行には手数料を頂きますので無くさないようお気をつけください。」
そう言われて、出来上がったギルド章をイベントリに仕舞おうとしたらデバイスのメニュー欄に重要アイテムの項目ができて、そこに収納された。
そんな風に驚いていると、
「無事片付けられたようですね。
次は家の契約ですね。更新は年毎にしますか月毎にしますか。
お勧めは纏めて更新できる年毎ですね。どうされますか。」
年毎の方がお得なのはわかるが、
「悪いけど、月毎の更新にして貰えるかな。
やっぱり、自分も来訪者なのでまだ見ぬ先の世界の冒険をしたいからね、ずっと此処にいるわけにはいかないからね。」
「分かりました。では、そのように記載しておきます。」
分かっていたのか、理解したような表情をして処理してくれた。
「終わりました。こちらが契約書と家の鍵になります。
以上で手続きは終了になりますが、この後リュウコク様はどうされますか。」
「生産拠点は用意できたし、生産に使う素材を集める為にもそろそろ冒険者協会に登録して、外に行こうかな。」
「かしこまりました。頑張りください。
後、生産された物をお持ちくだされば、買取させていただきます。
今の時期ですとポーション類が必要になりそうですので高く買取しますよ。」
と言って彼女は微笑んだ。
リュウコクの残金
前回で1100
1100−300=800B
さぁ、次は何処で消える。




