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序幕1-9
序幕1-9
人間の軍勢と魔物・魔族の全ての給仕が終わった茜は今度は自分の食事の番だとテーブルに着く。
茜はメニュー表を開いて「う~んとね。飲み物は枇杷ジュースなんて良いんじゃないかな?」と枇杷を何処かともなく取り出した。そして そのままミキサーに掛ける。
程なく 枇杷のジュースが出来上がる。
「それとね」と言いながら小麦粉練り 焼き上げたストローを完成させ、枇杷ジュースへ突き刺した。
「この カルボナーラかな?」と魔王の配下で働いている給仕へと言った。
その場に居た 全員が同じ事を思ったに違いない。(作るなら注文する意味あるのかよ?!)と。給仕も目の前でカルボナーラを作っている茜に「はぁ」となんとも言えない言葉を返していた。
魔王は給仕係に近寄り耳打ちする「攻撃が駄目なら毒殺だ。これでもかってくらい 毒を盛って 盛りまくれ」と指示した。